GW前半の昨日今日、予想外に高速道路が渋滞したそうだ。今年は自粛ムードで事前予約はパッとしなかったけど、直前に近場の温泉を予約するパターンで、出かけた人が多かったらしい。新幹線は特に混んでなかったと言うことだから、休日1,000円の高速道路料金が6月までって言う方の効果が大きかったんだろう。動機は何であれ、また一部であれ、自粛ムードの払拭は素晴らしいことだ。
一方、3日の休みさえあれば、ほぼ必ず出かけていた我が家は、今年のGWは自宅待機になった。微妙に平日が入るパターンなのと、受験生の娘が--つっても本人はちっともそんな雰囲気はないのだけど--模試を受けるため、続いた休みが取れないからだ。
ぼく自身は6日はお休みをいただく予定で、3連休+6連休という形なのだけど、さりとてやることなくてヒマだー、という状況にはなりそうもない。
というのは、高校時代の友人、敬虔なクリスチャンのIに頼まれ、5月下旬に行われる予定の、教会でのライブの試みで、ドラムを叩くことになって、9曲ものコピーをしなきゃならないからだ。しなきゃならないったって、別にイヤだってわけじゃないのよ、I君。
「健康」のメンバーのうち5人は、やはり高校の同期なのだけど、同じクラスだった人間はいない。Iはぼくと同じクラスで、バスケ部に所属しており、軽音楽サークルのメンバーではなかったけど、その当時からギターを弾き、浪人時代には「健康」メンバーと一緒に「青山ペキンズ」という「健康」の前身となったバンドをやったりした。
授業中には、くだらないギャグを飛ばす社会の先生の授業で、スピーカーにやはり同期の女子のベーシスト、Jのバカ笑いを仕込んで、ギャグが出たらそれを鳴らしたり、説明するのが大変なので割愛するけど、彼とはとにかく授業そっちのけでいろんなバカやイタズラをやった。
また当時からバイクに乗り、車の免許を取るのも早かった彼から、ぼくが免許を取った時に、彼が乗っていた廃車寸前のカローラをタダで譲り受け、しばらく練習用に乗っていた。このカローラはみんなから「ボローラ」と呼ばれ、高速に乗るとブルブル震えて、後部座席のトランク上に置いたタンバリンが、"シャリシャリシャリシャリ"とすっごい音を立てて恐怖を掻き立てる、ゴキゲンなクルマだった。
「健康」の誰だったか、このボローラに「Turbo」と書いたエンブレムを貼るイタズラをしやがった奴がいて、これには笑ったものだ。
当時から毎週日曜には教会に通っていたIは、教会で音楽をやる活動をそのころからがんばっていて、大学に行ってた時にも、パーカッションを頼まれ、六本木にある本家の教会だけでなく、軽井沢まで出張って演奏したりした。
そんなIから3月ほど前、久々に連絡が来て、教会でバンドをやりたいからドラムを叩いてくれと言う。無論快諾したのだけど、あの教会で演奏するのは学生の時以来だ。しかも当時はコンガやボンゴだったのが、今回はフルドラム。
送ってきてくれたCDを聴くと、ぼくはブラックミュージック好きなのでゴスペルのアルバムとかは割合聴くのだけど、そういうのとはちょっと違って、白人系の音源のようだ。Jesusを連呼するようなものではなく、普通のロックとして聴いてもカッコよく、朝クルマの中で聴くと気持ちいい感じの曲が多い。
CDが届いた後震災が起こって、4月中旬からやると言っていた練習の連絡もなく、こりゃやっぱナシになっちゃったのかなと思っていたら、「健康」同様、チャリティライブに変更して予定通り実施すると、GW明けからだから3回しか練習できないけどやろう、と5日ほど前Iから連絡があった。そんではいよいよコピーすんべか、と。
構成だけ取ってくれれば、あとは適当にやってくれていいよ、と言われたのだけど、いったんコピーを始めると、いくらか手を抜いているとは言え、それなりにちゃんとやりたくなっちゃうのが性なのよね。「健康」がアンコールでコピー曲をやって以来、約3年ぶりの手書きスコアを、今日は2曲モノにして、さてあと7曲。残りの休日、1日1曲ペースだ。日帰りで出かける予定とかもあるけど、まぁなんとかなるでしょう。
今日はその他に、破れてしまったレースのカーテンを買い替えに行き、また先日雑草を抜いて少し元気を取り戻したプランターはそのままに、単独のハンガー鉢2つに植えてあった花の方が完全に枯れてしまったので、これを植え替えた。
この写真はこの連休の楽しみに、おととい買って来たデジカメ、SONY DSC-HX9Vで撮ったのだけど、まだいじり倒せていないので、このカメラの話はまた別途ね。
なんかこの連休は、もうずいぶん長いこと休んでるような気分になれてるな。これはカタルシス的にはいいことだ。やること多くて、睡眠不足なのは相変わらずだけどね。
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