3連休ですなぁ。3週間前の金曜日にもお休みをいただいたけども、やっぱ世間がみんなお休みなのと、自分だけなのとでは気分が違う。小心者なのでね。つい会社のグループウェアやメールを覗いてみたりしちゃって、気分的にゆっくりと休めない。だけど今日は大丈夫だもんね。1日「SnowWhite」を観たり、タブレットをいじったりして過ごした。でも今日はその話じゃなくてね。タブレットはまだいじり切れてないので、後日またってことで。
なんだか結婚記念日であるみどりの日前後の新緑や花と、この季節の紅葉を、カミさんと観に行くのが、ここ何年かの恒例になってきた。このところカミさんが何かと忙しくて、休みの日でもいろいろと予定が入ることが多いのだけど、今年は1ヶ月ほど前から、18日の日曜日は空けておくように、と約束していた。
紅葉を観に行くのに便利なサイトはいくつかあるけど、ここ何年かはYahooの紅葉特集サイトを観ている。日光の竜頭の滝で紅葉が始まったというニュースが流れた先月中旬頃から、このサイトをチェックして、去年は埼玉の飯能の方向へ行ったので、今年は関越沿いで、11月中旬がピークになりそうなのは・・・と言うことで、群馬南端の藤岡市の外れにある桜山公園と、埼玉北端の神川町というところにある城峯(じょうみね)公園に行くことにした。
ここはかつて息子が高校時代に住んでいてたびたび訪れた本庄市の、関越道を挟んで反対側に位置し、本庄児玉インターから、児玉町を通りぬけ、県境を流れる神流(かんな)川を遡っていって、十国峠から佐久方面に抜ける十国峠街道--国道462号線--沿いにある。
ゆっくり起きて11時頃に家を出て、それでも12時半頃には、桜山公園に着く。ここは名前の通り、紅葉の他冬桜の名所で、こちらの方はまだピークには早かったけども、12月上旬には桜祭りが行われるらしい。結構な広さの駐車場は、料金500円を取るのだけど、ほとんど満車の状態で、地元のお年寄りとおもわれる皆さんが、かなりの人数出て交通整理をしている。
駐車場から階段を登ると、池の周りに日本庭園風に設けられた広場から、桜山という名前の丘に向けて、ちょっとした散歩道があり、紅葉より冬桜メインに植樹されているので、一面の紅葉という感じじゃないけど、綺麗な木は何本かある。
丘に登っても紅葉がきれいな場所はなさそうだったため、丘の麓をグルっと回ってまた日本庭園に戻ってきたら、なんだか地元のなのか、モデルのお姉さんが2人ほどいて、20-30人の素人カメラマンをぞろぞろ引き連れて撮影会みたいなことを行なっている。
ぼくは別にお姉さんには興味はなく、きれいな紅葉の写真が撮りたいのに、このお姉さんたちが綺麗な樹の下でポーズを取って、そこに団体さんが漏れなくついてくるため、迷惑な事この上ない。客寄せイベントもいいけど、そういうのは邪道なんでないかい?
駐車場脇にあるうどん屋さんで昼食にし、車で20分ほどの距離にある城峯公園に向かう。
ここは下久保ダムに神流川が堰き止められてできた神流湖を見下ろす山の上にあり、こちらも同じように冬桜を売り物にしている。駐車場は桜山公園に比べてやや狭いが、ここにはキャンプ場があって、これを利用する車は奥に別の駐車場があるらしい。こちらもやはりおじさんがいるが、1人だけで、なんだかうまく捌ききれてないようだ。無料だからかなぁ。市政と町政の差なのかなぁ。
車を降りて展望台に向かっていく。紅葉も桜も、桜山公園よりもこちらの方が綺麗だった。とは言えやはり桜が多いので、一面紅葉しているという感じではない。
とここで。あれ?カメラがないぞ。しまった、昼飯食ったうどん屋さんに置いてきてしまったか?
桜山公園でくれたパンフレットにあった公園事務所の電話番号に掛けてみると、わざわざ見に行ってくれて、折り返し電話をくれ、ありました、と。機種とかを確かめて、じゃあ事務所に取っておくので、と言ってくれた。しかもご丁寧に、その後もう一度電話をくれて、駐車場は無料になるように、入り口の係員に言っておいたので、名前を言ってください、と言う。こういう心遣いは嬉しいね。さすが大人数で対応しているだけある。
てことで城峯公園ではスマホで写真を撮ることになったんだけど、このISW11Fのカメラが、かなりイマイチなんだよね。レンズ前に貼った保護シートが悪いのか、ハズレ機種を選んじまったのか、もう少し色々試してみないとわからないのだけど、せっかくこっちのほうが綺麗だったのになぁ。写真は今ひとつになっちまった。カミさんのSharpのスマホは、3Dカメラがついているからなのか、綺麗に撮れると言うんだけどね。もっとも彼女はスマホの画面以外では観ていないので、ちゃんと確かめられてはいないのだけど。
だいぶ日が傾いてきて、さすがに山の中だけあって稜線に遮られ日の落ちるのが早いこともあり、さっきまで日の当たる葉の裏から綺麗に見えていた葉っぱが、すっかり陰ってくすんだ色になった頃、城峯公園を後にしてまた桜山公園に向かう。よかったぁ、カメラがあった。
秋の日はつるべ落としと言うけど、桜山公園に着いた頃は、まだ最後の日が当たっていたのが、こちらも山の稜線に日が落ちた。
それから、本庄児玉インターに向かう途中にある、埼玉県では珍しい天然温泉、「湯郷 白寿の湯」に向かう。見た目は何の変哲もない田舎の日帰り温泉なのだけど、ここはナトリウム・塩化物強塩泉という分類になる、黄土色と茶色の間のような色の濁った湯を加温してかけ流しにしており、タイルの床にこの湯の成分が付いて、何層にも重なったようになっている。こういうのってけっこう珍しいそうで、温泉マニアの方々にも評価が高いんだそうだ。
湯の方も熱すぎずぬるすぎず--露天はちょっとぬるかったけど--とにかくすごく温まる。この季節、寒い寒いとうるさいカミさんが、足の先まですごく温まったと久々の高評価。埼玉にもこういうところがあるんだねぇ。
ということで、帰りの関越はちょっと混んだけど、カミさんが急に無性に餃子が食べたくなったというので、関越を降りてから新座駅の構内にある王将でたらふく餃子を食べ、9時頃家に帰ってきた。
紅葉そのものはイマイチだったけど、まぁまぁそこそこ精神浄化にはなる、日帰りプチ旅行でした。やっぱ今年も近所の平林寺に行こうかなぁ。紅葉だけはホントすごいからね。あそこは。
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