いい陽気ですなぁ。今日くらいが一番気持ちいいよね。毎日がこんな感じだといいのに。それはそれでこんな日のありがた味がわかんなくなっちまうか。
さて、今日は興味のない人には面白くもなんともないかも知れないDTM環境のお話なんですが、そもそもDTMなんて言葉がもはや死語なので、まぁこんなことになるのも当然っちゃ当然なのだろうけどもね。
防音室を備えたこの家を建てて引っ越してきたのが98年だから、今年の5月30日で15年になる。その頃はまだ、初めて構築して100万に届くかもという大枚をはたいたMacⅡVX中心の音楽環境だった。そのMacがイカれ、当時弱小オタクメーカーだったAppleの後継環境のあまりの互換性無視戦略に腹を立てて、WindowsにシーケンスソフトLogicという環境を新たに構築したのが2000年の4月。
その後LogicがAppleに買収され、XP対応を最後にWindows版は出ないことになってしまったのだけど、そのEpson DirectのVZ6000というPCで構築したWindows98の環境で、なんとかゴマカシゴマカシ、作曲やドラム譜作りをやっていた。
だけどさすがに、Win98なんてとっくにサポートが終わり、ウィルスソフトのワクチンのアップデートもなくなり、当時買ったミキサー、YAMAHA O1Vとか、前から持っていたいくつかの音源とかも調子悪くなりつつあった一方で、シーケンスソフトはLogicにおいて画期的だった音声ファイルの取り扱いが当たり前になり、ソフトウェアシンセサイザーがどんどん進化してきて、8in8outのMIDI I/Fで、ラックにたくさん並べた1Uサイズの音源をコントロールし、ミキサーで集約して、なんてこと自体、完全に時代遅れになってしまった。
なにせソフトシンセも音声トラックも、まとめてシーケンサーのミキサーでコントロールしちまったほうが、はるかに簡単だし場所は取らないしね。
そんなことで我が家でも、3年前にCubaseを購入して、VZ6000ではなくメインのDellのデスクトップにインストールし、最近はもっぱらこっちで音楽を作っていて、久しく旧音楽環境を立ち上げることもなくなっており、この膨大に場所をとってくれているそのVZ6000やら音源たちやらは、もったいないことにただのオブジェと化していた。
んで先日久々にこのVZ6000のスイッチを入れたらですね・・・・なんと、ウンともスンとも言わなくなっちまったのですよ。まぁそりゃそうか。なんせもう13年も前のPCですからね。よう働いてくれたと言ってやるべきで。
仕方ないのでもうLogicを使うことは諦め、連休の中日、1日休みをもらった30日に、VZ6000の中を開けて、HDDの中身の救出作戦を行った。IDEの外付けHDDケースの使ってなかったやつを持ってきて、VZ6000のHDDをはずしてこちらにセットし、中身をメインPCの音楽用HDDにコピーする。
しかし当時は40GBというHDD容量に、絶対こんなには使い切らないだろうなと思ったもの--確かに作曲データだけで40GBはまったく使ってなかったのだけども--だったけど、今は2TB、3TBが普通だからねぇ。40GBのHDDが外付けで使えるようになった所で、大したタシにもならない。
さて、そんなことだから別にVZ6000が死んでも当面困ることはないのだけど、この長いことつきあってくれた音源やらエフェクターたちも、全部お蔵入りにするのか?ってのが次の課題になり。
だけど調べてみたら、その当時のMIDI I/F--ぼくが持っているのはLogicのメーカー、emagicのamt8ってやつなんだけど--って、USB接続ではなくRS232CというシリアルI/F。これらの音源を活かすためには、MIDI I/Fから買い換えなきゃならず、調べてみると8in8outのUSB MIDI I/Fなんて、もう世界でほとんど唯一、MOTU(Mark of The Unicornというメーカー)のMIDI Expressシリーズしかなく、35,000円する。
あとO1Vを活かすために、PCと8チャンネルの光デジタルadatフォーマット--当時は画期的だった--で接続するカードは、YAMAHAから出ているMY8ATというのがあるんだけど、これが19,000円。前から持っている環境を完全に活かすには、それだけ投資する必要がある。
どうすっかなぁ、と思っていたら、今度はメインPC、Dell Inspiron530Sの方がちょっと調子悪くなってきた。
まぁもともと、2007年の暮にその前のPCがこれまた逝ってしまい、急遽買い換えてからはや5年半、Core2Duoの2.66GBなんてCPUも、もう今や昔だもんね。
最近立ちあげにやけに時間がかかるのと、立ち上がってからブラウザとメールソフトを立ちあげて、それらが安定して動くようになるまでにさらにだいぶ時間がかかるのとが気になっており、ま、こんだけ時間が経つといろいろ余計なスタートアップがいつの間にか入ってたりとか、レジストリが肥大化したりとかあるんだろうなと、Glary Utilitiesというフリーウェアで、自動設定でクリーニングかけたのね。
そしたら、なんだかシャットダウンできなくて「お待ち下さい」のまま丸一日経っちまったり、DVD FabというBDのリッピングソフトが、8割がた途中でハングアップするようになっちまった。しかもWindowsの復元機能で環境を戻そうとしても、失敗しました、って言われてしまう。
しょうがないのでまたGlary Utilitiesでクリーニングを元に戻し、BDリッピングの方はBuffaloのBDドライブのTurbo USBってユーティリティを入れてみたらやっと安定したみたいなんだけど、これはどのみちそろそろ買い換えだな、と。
デスクトップPCは、これまで買ったことがないけど、マウスコンピュータの安さがちょっと抜けている。Lm-iH543Bというセットだと、10万ちょっとで、CPUもメモリーもグラボもBDドライブも、2,3世代進歩させることができるうえ、SSDを追加したり、HDD容量も格段に増やせる。下取りキャンペーンで、壊れたPCでも下取ってくれるらしい。わずか1,050円しかくれないけどね。
というので、メインPCをそのLm-iH543Bにして、Inspiron530Sを音楽用にすればいいじゃん、と思いつき、VZ6000を返送するために、屋根裏から箱を出してきて、すっかり発送できる準備を整えた。あとはマウスコンピュータに発注するだけなんだけど、ちょっとここで躊躇。最近ノートPCとか、いろいろと投資がかさんでいるうえ、他に欲しくて価格を追いかけているBDレコーダーとかTVとかもあるしね。なるべく引っ張ってからにするかな、と。
引っ張ってもPCの入れ替えまではほぼ意思決定したのだけど、旧音楽環境を活かすための投資はなぁ。どこまでやるかなぁ。もったいないけど、ぼくの使い方だと、古い音源ユニットを敢えて生かしたりとか、8チャンネルマルチ音声トラック環境をPC外に構築することって、それほど意味が無いのよね。
最近はわざわざadatフォーマットで外部ミキサーに直出ししなくても、オンボードの音声の品質も相当高くなってるって言うしねぇ。そりゃ音声なんて、最近のPCのH/W技術で扱えば、相対的にすっかり軽い代物になっちゃったからねぇ。
てことで、いつものごとく最終意思決定をしないまま、準備だけはどんどん進めて既成事実を積み上げ、自分を金を使う方向へ追い込んで行っております。結局実行しちまうんだから、そんなに言い訳を重ねなくてもいいのにねぇ。優柔不断というか男らしくないというか。困ったもんですわ。
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既に長くなってますけど、娘話をひとくさり。
GWが開けてから、何がトリガーになったのか、急に運転に自信が出てきた娘が、バレエに行く時は1人で行ってくれるようになったので、土曜日も夕方から思い切りビールが飲める。素晴らしい。
ファーストフードに加えて、近所の保育園でのバイトも始めた彼女は、早朝から保育園に行き、学校に出てから、夕方から夜はバレエかよさこいかファーストフードという忙しい暮らしをしている。先週は2度ばかり寝坊して遅刻し、カミさんにガミガミ言われてたけどね。
保育士と幼稚園教諭の資格をとるべく通っている大学なので、もちろん保育園でのバイトは学業にはプラスなんだろうけども、今からそんなにやってたら、いざ就職する時イヤになっちまわないのか?
成績表が送られてきて、見ると、まぁけっこう頑張っているみたいだ。ぼくが学生の時とは大違い。大学ってところは本来、明確な目的なく消去法で経済学部に入るようなことではダメなのね、専門的な技能を学ぶことができる場なのね、ってことが、今更にして実感されておりまする。
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