今年のGWは日取りが悪くて、普通のサラリーマンは後半4連休のみという使い勝手の悪さだったけど、カミさんがこの上期は毎週土曜日に仕事を入れてしまったもので、我が家の恒例の伊豆旅行も最後の3日に行くしかない。
ただ毎年は参加できない息子が、組合もしっかりしている歴史あるメーカーに勤めているため、1日から休みってことで、今年は参加可能となった。
3日は義父の3か月遅れの喜寿のお祝いで、代々木のCode Kurkkuというイタリアンレストランで食事会にし、我が家と義弟一家からそれぞれそこそこおしゃれなYシャツと、娘ががんばって小ぶりの額に仮の集合写真とメッセージや飾りを入れたものを贈った。
昨日はもう渋滞は避けられないと諦めて、9時ごろに家を出、そこそこは混んだものの、いつもの東名→小田原厚木道路→二宮で降りて西湘バイパス→箱根新道→伊豆スカイラインというルートで、1時ごろには十国峠で昼食、3時ごろには今回の目的地である伊豆高原のやや北の、川奈ゴルフコースから少し山寄りに入った場所にあるプチホテル、「マリンヒルズ」に着いた。
本当はちょっと早かったので、このホテルからほど近い小室山公園に寄って、この時期満開のつつじを観てこようと思ったのだが、国道から臨時駐車場までたどり着くのに1時間半かかると言われて諦めた。こんなことなら来る途中、伊豆スカイラインの冷川ICから中伊豆バイパスを走ってくる途中にある松川湖近辺を、少し散策してくればよかったのだけど、仕方ないのでホテル周りを少し歩くことにした。
このホテルは国道135号線から、距離は数百mほどなのだけど、その道がとんでもない急坂で、ウチの車でさえよく登れるなと思うほど。なので登ってきて振り返るとその眺めが素晴らしい。ただこの道以外にアプローチできるルートが、ハイキングコースすらないので、散策と言っても、この辺の立派なお屋敷には、どんな人が住んでるんだろうと話しながら、その急坂を降りて登ってくるくらいしかない。翌日は天気が悪いとわかっていたので、あらかじめ調べてあったその松川湖近辺にも行けるかどうかわからず、ちょっと失敗した。
久々のUNO勝負をして、明け方の地震にびっくり--震源地直近だけども震度3程度だった--したりして、朝食を済ますと、まだ雨は降ってなかったので、昨日入れなかった小室山公園に行く。ここで今度は、老眼鏡がなくなる事件が起き、そのまま行く予定だったハイキングの前に一度宿に戻ってくると、老眼鏡はあったのだけど、今度は雨が降り出した。
急遽近辺の各種体験工房の情報を調べて、昼食にそばを食べてから、伊豆高原の「クラフトハウス」という工房に向かう。GWに雨降りとあって、ものすごい混雑だ。
ここでチャレンジしたのはサンドブラストという、グラスなどの周りに張ったビニールテープをカッターで切り、あけた穴の位置に砂を吹き付けて削って模様を付けるというもの。各々好きなグラスを選び、用意してあるいろんな絵柄をトレーシングペーパーで写し取って、これをビニールテープにこすりつけ、その形をカッターで切っていく。
ぼくは用意の絵柄は使わずに、音符やスネア、ハイハットなどの絵を、グラスに斜めに巻き付けるように書いていったのだけど、こういう細かくて細い線があるものは、このサンドブラストには向いておらず、なかなかうまくできずに大苦労だ。
こういうことは昔から、始めるとハマるウチの子供たち、特に娘は、バラの花や胸に細かな字を書いた熊やなんかをあしらったものを、「普通の人で2時間程度、凝る人は3時間くらい」と言われていたその時間をさらに超えて3時間半ほど、ものすごい集中力でカットしていく。
結局ハイキングする予定だった時間と同じくらいの時間をかけ、夕方5時半ごろに仕上げて、写真を撮り、宿に戻ってきた。食事の時間を1時間遅らせ、7時にしてくれたので、温泉に入って、浴衣のままビールを飲む。昨日今日と至福のひと時だ。
今日はまだ早いのだけど、お腹がいっぱいになって、その超集中の時間の疲れが出たのか、みんな布団に入ってうとうとし始めたので、このブログを書いております。
明日は午前中から晴れるようなので、この宿の広い敷地内にあるテニスコートで素人テニスをした後、どこかの立ち寄り温泉に浸かって、息子が茨城まで帰るために、渋滞に自分で運転するのを嫌って予約したという東京駅20:30発の高速バスに間に合うように帰る予定。
最近の長期休暇は、大抵最終日の登りはもうガラガラなので、まぁ3時間もあれば帰れるでしょう。
中日の天気は残念だったけど、まぁまぁいつもの、皆さんにお話すると息子が社会人4年目にもなって珍しい仲良し家族だねと言われる、でもこの家族で集まったノリは大変に心地よくて捨てがたい、GW家族旅行でした。
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