今年もやって来ました、毎年恒例となったこの、大学時代のサークル、「音感」のHome Comings Dayライブ。今年も六本木KENTO'Sで、12時開演、18時半終了、その間の出演バンド20バンド、さらにその後宴会で出し物演奏が10バンド分、さらにさらにいろんな仕掛けも用意するという長丁場だ。
去年みのりんの息子2人がドラムとベースで1曲家族バンドを披露したのだけど、今年はこれにブーランの娘がギター&ボーカルで加わるという、「電気ドラムスメ」が、「健康」の露払いを担当してくれる。Scandalの曲をやったんだけども、なかなかがんばってました。
4人になって初めてのライブとなる「健康」は、いきなり、去年観に来てくれて34年ぶりに会った、高校時代の1つ後輩で、高3の時のライブでも1曲歌ってもらった美魔女玲ちゃんが、その時にやったのと同じ竹内まりやのアルバムから「Hold On」という曲を歌って開始。「健康」はリードボーカルを『変更』しました、というしょーもない仕掛けだ。
それからいつもの「ふくらはぎ」「ベジタリアンの煩悩」だ。4人になると分担が増える。ぼくも「ベジタリアン」の途中にある「タンタン塩 タンタンタ塩」のラップの後半で、「タンタ ネギ 塩」の「ネギ」を担当。バスドラを16裏で踏みながらの「ネギ」は結構難儀で、バカバカしいことにこれだけをかなり練習する羽目になったのだけども、本番は問題なし。
そして最後に新曲「とべとべツチノコ」だ。「健康」初のテンポの速い2ビート--つまり各拍の8分裏にスネアが入るという、ジッタリン・ジンって言うバンドが得意としていた忙しいパターンね--で、タダでさえ忙しいのに、ブレークでパフパフラッパを鳴らしたり、サビで合の手を入れたり、これまたバカバカしい特訓を余儀なくされた。
パフパフラッパって、ゴム風船部分をあまり速く握ると、ちゃんと「パフ」って鳴ってくれず「カス」ってなっちゃうんだよね。少しゆっくり握らないと。これがくそ忙しいパターンの中で超難易度。うーん、世界にドラマー数あれど、パフパフラッパの握り方のノウハウを持つ者はきっとおるまい。自慢にもならないが。
で、本番では、冒頭のMCでブーランがプレッシャーかけてくれたその期待通りに、見事に失敗して、カウベルを叩く予定だった2回目に回したのだけど、こちらも「カス」ってなっちゃって、本当に自慢できない状況になっちまった。
この「とべとべツチノコ」は、「健康」が4人でやっていこうと決めた渋谷の焼肉屋さん「ハヌリ」での会議で出たアイデアを、いつものごとくマキゾエがあっという間に曲にしてきたもので、歌詞の内容は、種子島さんという科学者が、ツチノコ号という高性能ロケットを開発したんだけど、雨に弱くてなかなか発射ができなくて、てるてる坊主で祈るというシュールなもの。
この曲のどこが面白いかというと・・・それは書けないのだな。青少年への悪影響が懸念され。ま、ヒントは昭和の深夜の懐かしき某ラジオ番組のコーナーのね・・・と、ここまでかな。
さて、レギュラータイムのバンドが終わって、いったん中締めがあり、それから宴会タイムに突入なのだけど、ここで今回の事務局長、ぼくらと同期で、今回30年ぶりに復活させた女子バンドのベース担当のもっちゃんが企画した、大先輩Mさんの還暦祝いサプライズだ。
このMさんは、W大の、数々のプロを輩出しているハイレベルなビッグバンド「ナレオ」の正ドラマーだった人で、ぼくなんかには到底マネのできない数々のテクニックを、涼しい顔してこなしてしまう、ホントに尊敬できる師匠だ。2浪4留という、今の清く正しい学生連中にはあり得ない「ズーク」の鏡だったため、よく付き合っていたのが我々のちょっと上くらいの世代になっており、このOHCDの出演者の中では最年長で、今年の6月末に還暦を迎えた。
この企画は、ご本人にわからないように、全てFBのメッセンジャーで打ち合わせが進み、赤いベレー帽と特注の写真入りの赤いTシャツを用意。音感の裏番ミチヲさんの詩をもっちゃんが朗読した後、我々「健康」中心のメンバーにYoutubeのURL1つで無茶振りされたBeatlesの「Birthday」のAメロ・Cメロのリピート演奏の中、その記念品と赤い花束・風船の贈呈、および奥様の見守る目の前で音感歴代の美女たちとの連続ハグで大いに盛り上がり、ご本人も涙を流しておられた。大成功だ。よかったよかった。
今日はぼくはお休みをもらって4連休にさせてもらったのだけど、カミさんは早朝から講師の掛け持ちで忙しいところを、六本木まで運転手をしに来てくれて、途中ファミレスで今日の準備をしたりしながら、「健康」の出番から宴会タイムの最後までつきあってくれた。ありがたやありがたや。おかげさまで12時から酒の飲み通しだ。
帰ってきてから風呂に入り、すぐにビデオを編集する。「TMPG Enc Authoring Works」を買ってから、ビデオをディスクに落とす作業はホントに楽になったし、SONYの無料バンドルソフト「Play Memories Home」ではできなかったチャプター付けやキャプションの変更なんかが簡単にできる。やっぱこの手のものは製品版がいいね。
だけどよく出来ているだけに、元のファイルを直接分割したり部分削除したりはしないため、逆にネットに上げようと思うと、それ向けのカット編集は別途やらなきゃならない。このところ「健康」メンバーへはディスクに焼いて送るのではなくYoutubeでの共有に変えたので、ちょいと2度手間が発生する。次回はもうちょっと手順を整理して無駄をなくすことにしよう。
てことで深夜3時ごろにはYoutubeへのアップも終え、自分用にディスクも作って観てみることもできた。数々の失敗はあれど、音のバランスとかテンポとかは、まぁまぁよかったんでないの?「とべとべツチノコ」は観客にも「どべとべGo Go」という掛け声を言ってもらうんだけど、全員右手を振り上げてコールしてくれて、盛り上がっておりました。音感は大人の楽曲をやるバンドが多いので、こういう盛り上げ方は他にないからね。
てことで楽しかった音感Home Comings Dayライブ記でございました。
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