今日は3日ほど前まで曇時々晴と言われていて、なんとかならんかなぁと祈っていたら、晴時々曇に予報が変って、よっしゃー、と、とは言え予定より少し寝坊して10時過ぎに家を出た。紅葉は日が当たると当たらないとで、見栄えが全然違うからね。
今日の行き先は、事前に何か所か調べたうち、これまであまり行ったことがなかった、群馬県中東部、利根川の支流で森高千里の歌にもなった渡良瀬川と、そのさらに支流の桐生川沿いだ。北関東道ができて、この辺りだと行きは東北道、帰りは関越道を使えると言うのも、ドライブプランナーとしてはなかなか嬉しい。
東北道の岩船JCTから北関東道に入りすぐの佐野田沼ICで降り、県道66号を走っていくと、かなり広めの両側2車線道路が、老越路峠と言う峠越えの道に入って急に、1車線の細い山道になる。こういう道に入ると、ディーゼルエンジンSkyactive-Dの高トルクの真骨頂だ。ヘアピンを切った後の急坂で、時速20kmくらいからアクセルをちょいと踏んだだけでグンと伸びる加速が、超楽しい。
あっという間に梅田湖というダム湖に出て、そこから右折して5分ほど走ると、Yahoo!紅葉特集で"見ごろ"となっていた、桐生川上流の紅葉の名所の入り口にある、「梅田ふるさとセンター」という、地域活性化を目的に作られた、食堂と展示部屋を併設した丸太造りの施設に着く。
今日はさすがに混んでいて、駐車場はいっぱいだったが、すぐ外の黄色く色づいたもみじの一種?の下の路上に停められた。ここから桐生川沿いに遡る道が、一面に、というわけではないけど、ところどころきれいに紅葉している。ずっと陽が照っているわけではなかったし、山あいなのでなかなか陽が当たりにくい場所が多いのだけど、うまくタイミングが合うとかなり美しく、走っていってシャッターを切る。
30分ほど遡っていったところにあるという、河童神社ってのを目指していったんだけど、橋のたもとにその名前を表示した看板があるのに、いったいどこにあるのかわからない。道を間違えて民家に入ってしまったりしながら、ふと橋から渓谷の河原を見下ろすと、なんか粗末な鳥居があり、3つの大岩に囲まれた祠的なものがある。
降りて行ってみると、片方が局部を握り、もう片方がかなりグラマーなおっぱいをつけているのでそうとわかった、男女のご神体と思しき河童の石像が、その岩の間に立ち、座っている。おお、これかぁ。こりゃいいや。群馬のマーライオンだな。
「梅田ふるさとセンター」まで戻って山菜そば、山菜うどんを食べ、それから今度は渡良瀬川中流の、けっこう水量が多くなっているにもかかわらず両側に岩山が迫った長さ500mほどの峡谷、高津戸峡に向かう。
峡谷下端の高津戸橋たもとにある、ながめ公園というところの駐車場に停める。ここから高津戸橋を渡ると、左に降りる遊歩道がある。けっこう登り下りの多いこの遊歩道は、峡谷美を十分に堪能でき、途中に河原に降りられる場所もある。紅葉はこちらも一面と言う感じではないけど、ところどころにきれいに色づいた木に、傾いてきた陽が当たるとかなり美しい。
峡谷の上端、河原から見上げると相当な上方に、はねたき橋と言う、かなりモダンな橋がある。ここまでぜいぜい言って遊歩道を登り、反対側に渡って、 反対岸の崖上の道を、神明宮という神社の境内を経由して、ながめ公園まで戻る。
それから今度は、赤城山のふもとにある温泉施設、「粕川温泉元気ランド」に向かう。ここは入場料510円で併設された温水プールも入り放題というリーズナブルな施設で、しかもいつできたのかわからないけどまだ新しくかなりきれいな建物だ。
こちらも近所のご老人を中心に混んでいたけど、熱すぎずいい感じのお湯が心地よく、カミさんはものすごく温まって、暑い暑いと言いながら出てきた。仕事が忙しくあまり乗り気じゃないけど、温泉に入れるなら付き合ってやるよ、 そのかわり掃除よろしく、ってことでついてきた彼女にも、十分ご満足いただけたご様子。
帰りは伊勢崎ICで北関東道に乗り、関越に合流して上里で夕食、それから少し渋滞したけど9時過ぎに帰ってきた。高速は、SAとかからの合流で気持ちよく加速し、あとは「マツダレーダークルーズコントロール」で走る。これはもうホントに便利。渋滞しない限り、全く足の操作は必要ない。前車との距離をカミさんの要望でやや遠目に設定し、隣の車線が空いて車線変更するとグン、と気持ちよく加速して、前の車に追いつくとまたその距離を取って勝手にスピードを合わせてくれる。
これまで街中だけだと11kmそこそこだった燃費が、今日は17.6km。これはとても気分いいよね。USBメモリの音楽の再生順がうまくコントロールできないのだけがちょっと不満かな。これはまた後日書くけど、今日に向けて結構昔の名盤をCDで何枚か購入したりしたのにね。
てことで新車の気持ちよさと、一面ではなかったけど、紅葉の美しさを堪能できた、気分いい連休中日でした。
コメント