今日はいい陽気でしたなぁ。こないだ書いた同期Mに頼まれて参加したバンド--今日"d2p8"という名前に決まったのだけど、名前の由来はここに書いちゃうと叱られそうなのでとりあえず内緒ね--のリハ終わりで帰ってきてから、何か月かぶりで思い切りスタジオ・ブースの換気をしてしまった。
明日の最高気温はさらに上がって23度にもなるんだけど、あさっては一気に下がって10度なんだって。なんか内陸の砂漠地帯みたいな気候だよね。三寒四温のサイクルに入りつつあるんだろうものの、まだまだ寒い。全然寒い。暖冬暖冬と言われながら、特に1月半ば以降はけっこうとんでもなかったよね。まぁこれで平年並みってことらしいけども。
そんな寒さの中、どっちが先だったか忘れちゃったんだけど、ブース--防音室の奥の方、ぼくがいつもいる5畳ほどで機器だらけの書斎的な部屋ね--のエアコンと、デスクの足元に置いているセラミックファンヒーターが、両方とも調子が悪くなって、どっちも生ぬるい風しか出なくなってしまった。
エアコンの方は、部屋の温度を15度くらいから18度くらいに上げるのに、へたすると3時間とかかかる。25度設定にしてるのに、だ。とにかく温かいと感じる風が出てないんだからそりゃ当然だ。フィルター掃除したりなんだかんだやってみたけど効き目がない。こりゃ冷媒がヘタったか抜けたか、根本的なとこが逝っちまってるな。まぁそりゃしょうがないか。この家建ててから18年近く、まぁそんなに高頻度ではないものの、働き続けてくれたからね。
我が家を建てたとき、同じ三菱の霧ヶ峰の2年ほど型落ちのタイプを、広さによって能力はいろいろだけども、全部で8台、当時仲良くなったロヂャース戸田店の電器屋のオヤジに、照明とかも含めてまとめて買うからと、世間様には公表できないくらい値切って、設置してもらった。
エアコンってやつは、年を経るごとに省エネ性能が上がって、10年も経つと同じ能力でも消費電力が半分くらいになったりするので、買い替えた方がエコには貢献できるんだけども、とは言え壊れてないものを買い替えるってのは、昭和中期生まれの我々世代には、もったいなくてなかなかできることじゃない。
霧ヶ峰、優秀なんだよね。ちょっとやそっとじゃ壊れない。ただやっぱ、使う頻度が高い奴からヘタって来るらしく、まず2Fのリビングの、もっとも高容量のが、7年ほど前に逝ってしまい、買い替えた。その後この買い替えたダイキンの「うるるとさらら」は、暖まりにくくなって冷媒漏れのテストとかして、結局どこが悪いのかわからず、とりあえず今もだましだまし使えている。
そしてやっと2台目に壊れたのが今回のブースのエアコン。我が家は寝るときには暖房は消すし、冷房もギリギリ我慢してつけても29度とかに設定するから、確かに使う頻度としてはこのブースのが2番目だよな。その他の6台はまだ使えてるってのは、日本の電器メーカーのプライドを見る思いだよね。
息子が「このー木なんの木」の会社の家電子会社に勤めてるので、我が家は白物家電はメーカー縛りがあり、洗濯機も冷蔵庫も、もちろん息子が設計している掃除機も、みんなH社の製品なのだけど、今回は調べてみると、H社の「白くまくん」は、空気清浄機能がないんだよね。スモーカーのぼくは、まぁ大して効かないのかもしれないけど、少しでも臭いを分解してくれるってことに惹かれてしまう。
シャープは今かなり弱っちゃってるので好んで買う気にならないけど、売れ筋を調べてみると、6畳クラスのエアコンで空気清浄系の機能がついているものでは、今はパナソニックが一番らしい。
まぁH社がよっぽど安かったりしたらそっちでもいいかなと思いつつ、先週の土曜日、近所のヤマダに行ってみると、白くまくんの最廉価盤とパナの最廉価盤では後者の方が安く、その空気清浄機能--「ナノイー」ってやつ--がついてる下から2番目のランクのCS-J225Cは、少し高いものの、この値段差ならやっぱナノイーだよな、って感じ。
んで隣接する、個人的に昔から贔屓していて、去年株なんかもちょっと買ってみたビックカメラの子会社コジマに、まぁ株主だからなぁと--バカなことにコジマでも使える株主優待券2,000円分を、その日忘れてしまったのだけど--行ってみたら、こっちはパナの最廉価盤はほぼ値引きしてなくて、ナノイーのついた奴が工事費込みでヤマダと同じ値段。1,000円値切って本体だけだと税込み51,840円になるのかな?で買うことにした。H社のは今は息子の勤める子会社ではなく、別の子会社の扱いなので、って言い訳にしてね。今日たまたま帰ってきた息子にそう言ったら文句言われたけど。
で、飛び石連休初日の11日に、エアコン屋さんに来てもらって設置したんだけど、これがねぇ、スタジオ・ブースは防音仕様だからね。音漏れを防ぐために、壁にまっすぐ穴空けてそこから配管出したりはしてないんだよね。数枚重ねたプラスターボードの裏の断熱材の中を、部屋の中のエアコンの真後ろ--少しでも音が漏れないように敢えて--から出して、室外機の位置まで、高低差3m弱を、壁の中を這わして配管してある。
こういうのは「隠蔽配管」と言うらしく、この場合は新たな配管を引くのではなく、既存のを流用してちょっと延長するようにするそうで、でもそのための追加工事代を取られる。それ以外にも室外機の設置台の幅調整だの、なんだかんだで追加工事で18,000円、もともと基本工事と既存エアコンの撤去&リサイクル料で18,000円弱は既に払っており、つまり工事代だけで合計36,000円ほど取られてしまった。ま、しょうがないのかな。この部屋ばかりは。
室外機が家の壁と塀の間にギリギリに設置してあってそこまでたどり着くのすら大変だったり、そういういろいろとややこしい工事だった割には、まぁまぁ手際よく、1時間ほどの作業で完了。既存配管って持つの?って訊いてみたら、まぁ日にさらされてるわけではないので、大丈夫ですよ、と。あとスタジオ側の「霧ヶ峰」はまだ生きてるんだけど、こいつを交換する時には、今回みたいにまだ室外機と室内機との間の気流交換ができるうちにしないと、配管の中を掃除することになって、これがまた結構高いので、気を付けてくださいね、と教えてくれた。
さて、もう1つの足元のセラミックファンヒーター、こっちは、カセットテープとかのメーカーとして有名だったTDKが、とっくに撤退してしまったようなんだけど、なぜか昔作っていたのを買って、これもこの家を建てて以来使っていた。こいつはものすごく暖かくて、よっぽど寒い日でなければエアコンで部屋全体を暖める必要もなかったくらいなんだけど、これが、強弱の切り替えスイッチが壊れたらしく、常に弱でしか動かなくなってしまった。そうすっとやっぱ非力なんだよね。寒い日は特に。
置く場所がデスクの下の奥にある備付け棚板の、その下のスペースなので、高さに制限がある。普通ファンヒーターって、縦長タイプが多いので、そんなのってあるのかなぁとAmazonで検索してみたら・・・ありましたよ、そこそこ安い奴で、奥行きはTDKのやつより数cm深いけど、幅と高さはよりコンパクトで、しかも強の方では800Wのパワーがあり、口コミでもかなり評判がいい、トヨトミというメーカーのECH-80Eって機種。色によって値段が違うんだけど、一番売れ筋でないらしいピンクは、たったの3,679円。
3年前--上のTDKのやつのリンク先の記事の時--に探したときは、こんなの売ってなかったと思うんだけどなぁ。さっそくポチって、エアコンの工事が入った11日の午前中、ほぼ同じタイミングで届いたのを、工事終了後設置してスイッチを入れてみると--おお、これは暖かい!
エアコンの方ももちろん、ナノイーの効き目はまだちゃんと実感できてはいないものの、ちゃんと暖まるし不満はないのだけど、このファンヒーター、これだけ強力なら、もしかしたら部屋全体を暖める機会はあまりないかも。となると、エアコンは工事費込みで87,000円ほどかかり、片やこちらはその1/20にも満たないという、このコストパフォーマンスはどう考えればいいのかねぇ。
まぁもちろん夏の冷房には、ファンヒーターは何の力も発揮しない--このECH-80Eには送風機能があるので、扇風機代わりにはなるのかな?--ので、そこは計算に入れてあげないといかんけどもね。
てことで、春の兆しを感じた日に、やっと暖房環境が一新され暖かくなりました、ってお話でした。
上原ひろみthe trio projectのアルバム「SPARK」、週間アルバムランキング4位なんだって。Jazzのアルバムとしては画期的なんじゃんこれ?
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