先週は年に一度、もう6回目になる、学生時代に所属していたバンドサークル「音感」のライブイベント、Home Coming Dayのため、このブログをさぼっちまいましたので、当日の話と、その後ビデオの編集をしたりした際に感じた各種反省も含め、記しておきますです。
前日なるべく深酒しないようにして8時に起き、10時前に現地六本木Kento'sに入ってドラムのセッティング。12時スタート、20時過ぎ終りの、計25バンドが出演する長丁場の始まりだ。
ここ最近は、ドラマーが入替るとセッティングに時間がかかるってことで、番長ミチヲさんが気を使ってくれて、なるべくドラマーの入替えがなく、かつ間にドラムレスのバンドを挟んで連続しないように出演順を組んでいただいている中、今回出演する2バンドは、トリ前と、その前の前となり、間にみのりんが大阪で学会があるため出演辞退した「健康」に代わり、ブーランとマキゾエだけのユニット「ヘルシーハーフ」を挟むという、終盤近くに出番が集まる形になって、いやー待ち時間の長いこと。
途中ちょこちょこ受付担当の分担があったり、今年は、去年のこのOHCDでなかなかの出来だったため本人たちも盛り上がり、今年も出演、さらに今月末には他のライブイベントにも出演予定の「ニッシーズ」が、いかんせんコーラスの難しい曲に挑戦しちまったもんだから、その練習のため途中抜け出してカラオケに行ったりはしてたものの、少し押して19時ごろに始まった「d2p8」までの待ち時間は7時間、これはテンションの持って行き方がなかなか難しいものがある。
そういえばこの月末のライブの広報もしてなかったなぁ。←コチラをご覧ください。「ニッシーズ」は19時ごろ出演(演奏約1時間)の予定。FBアカウントをお持ちの方はコチラへ。ぜひお越しくださいね~。
去年は「健康」が事務局、ぼくが会計係だったので、ほぼずっと受付にいて金勘定とかをしてたため、うまいこと気が紛れて、却ってよかったのかな。ライブ前のテンションのコントロールって、最近とみにその重要性を感じるようになってましてですね。
緊張しすぎてもダメ、弛緩しすぎてもダメ、昼間仕事をしてるくらいの感じで、かつ仕事のことではなくバンドや音楽関連のことがマインドシェアを占めている状態、ってのがいいんだろうな多分。このところの「健康」ライブでは、もちろんその前のライブとのインターバルの長さとか他の要素もあるけども、これが割合うまくできるようになって、アマチュアバンドにありがちな、妙に突っ込んだり走ったりする状況には陥ってなかったんだけどなぁ。
「d2p8」は3曲、うち2曲が今回初めて演った曲で、最初のBonny Pink「Perfect Sky」、これはもともとミドルテンポの16ビートで、片手でHi-Hatを叩くにはテンポが速すぎのため、両手で比較的ゆっくりとテンポキープしなきゃいかんという、実はドラマーにとってはものすごく困難な忍耐を強いられるこの曲が、やっぱ後で聴いたらブレブレだったなぁ。反省その1。
もう1曲、このブログでも自分で選曲しといて後悔していると書いた尾崎亜美の「Prism Train」--この曲が入った81年発売のアルバム「Hot Baby」は、バックバンドがTOTOで、ドラムはJeff Porcaro、もう全曲すごくいいんです--、今回ギターの先輩Mさんが加わってくれたため、Steve Lukatherのソロバリバリのこの曲を選んだんだけど、いやぁ大変だった。Porcaroの変態右足をカバーするために、ツインペダルで必死にフォローして。
まぁこっちはもはやテンポもクソも関係ねーや、ってかテンポなんて気にしてる余裕ないや、って曲だったのが逆に功を奏したのか、まぁそれほど悪い出来ではなかったかな。Mさんの電飾靴に派手なパフォーマンスもよかったし。
「ヘルシーハーフ」を挟んで始まった「ニッシーズ」、こっちの4曲は、月末のライブでもやるので曲名までは書かないでおこうか、George Benson、Michael Jackson、Lee Ritenour、Doobee Brothersといったあたりの名パフォーマンスをコピって、お客様は大変盛り上がって頂き、最後はフロア前方が完全にダンスフロアと化して、それはとてもありがたかったんですけどね。
まず上に書いたテンションが、やっぱ変になっちゃってたんだろうなぁ。演ってる時は全然気づいてなかったんだけど、後で聴くと突っ込みまくり。テンポ自体はそんなに速くはなってないものの、スネアのタメがないし、難しいパターンとかオカズが寸詰まりになっちまう。この反省その2が今回の最大の反省ポイント。
この日は夕方、カミさんが運転手として来てくれることになってたのだけど、最初に少しだけビール飲んで、14時以降は飲まないようにしてたのになぁ。やっぱせっかくPC持ってったんだから、このブログでも書いてりゃよかったかな。そのくらいの感じが、テンションキープにはたぶん丁度いいんだよな。来年は「ニッシーズ」が幹事ってことになって、会計はぼくがやるんだろうから、去年同様のテンションでは行けるかな。
それとDoobeeの曲の途中の8小節のドラムソロ、あれだけ練習したのに、なんでミスるかねぇ。反省その3。今月末にまた演れる機会があってよかったよ。その他オカズが完全に飛んだところとか、間違った場所にオカズ入れちゃったりとかも含めて、絶対リベンジしちゃる。
バンド全体で言うと、まずこのバンドは歌いたがりが多くて、メインボーカルの男女2名とは別に、ぼくとギターの山さん以外全員リードを取るように割振るほどなので、コーラスが一つの売りなのだけど、これがボロボロでしたなぁ。特にMJの某曲。いや、もともと超難しいコーラスなのよ。そのカラオケでのコーラス練につきあってよくわかったんだけども、テンションバリバリの上にベースが全然違うルート音だったりして。だけどちょっとなぁ。そのMJの曲は最後アカペラで終わるんだけど、残念ながら失笑が湧いたもんなぁ。
でもあれだけモニターが聴こえないとしょうがないところもあるかもね。これだけバンドが出ると、もちろんバンド別にリハなんて演れるわけないんだけど、最初の音出しは、せめて歌バンでやっとかないとね。そもそも今回、モニターのチェックなんて事前にできてなかったからね。
あと、いくつかあった構成ミス。聴いてる方は気づいてなかったとは思うものの、あれをやられるとドラマーとしては困ってしまう。このバンドは皆さん忙しすぎるので、最後のリハが2週間前だったってのも、今回失敗だったかな。いいお歳のメンバーのこと、2週間も記憶が持ちませんがな。
てことであちこち反省しつつ、今回はPA卓が変わったことでライン録音音源はないってことだったので、各バンド、レコーダーで録った音を提供してもらい、昨日今日と、ビデオの音声とミックスして編集し、YouTubeに上げると言ういつもの作業をした。ビデオが回しっぱなしだったので「ヘルシーハーフ」の分もついでに。音声編集はしなかったけど。
そして今年も大いに盛り上がったOHCDだけど、最後に番長ミチヲさんから、この「音感」の、というか早稲田のナレオというビッグバンドの伝説的ドラマーであり、一昨年はここで還暦をお祝いして「Birthday」をみんなで演奏し、去年はこの場を引退演奏としてすごいパフォーマンスを披露してくれ、このブログもいつも読んでくれてたびたび暖かい書き込みを寄せてくれていた大先輩、師匠Mさんの訃報が伝えられた。
ぼくは危ないと言う話は聞いていたけど、亡くなったことはそれで初めて知った。多くのメンバーもそうだったと思う。このOHCDが盛り下がらないように、かつご自身も魂となって参加できるように、前日深夜に亡くなるというのが、いかにもMさんらしい。
「ヘルシーハーフ」で演った2曲目、マキゾエオリジナルの「またね」は、かつての恋人の死を歌った、「健康」にはあるまじき重いテーマの曲だし、3曲目のCarol King「You've Got A Friend」は、「辛いときや苦しいときはいつでも呼んでね、すぐに飛んでいくから」って内容だし、ブーランはMさんが亡くなったのを知っていたらしいんだけど、よく泣かずに歌えたなぁ。こうして書いていても涙が出てくる。
Mさん、本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。OHCDは残ったドラマー陣で、及ばずながらなんとか盛り上げていきますので、安らかにお眠り下さい。
知らなかったんだよ、オレも。内心、OHCDの最中になる可能性が低くないとは思っていたけど。だからどっちかわかんないまま歌ったの。またね、は危なかった。
投稿情報: booran | 2016/10/08 23:17
ああ、そうなのね。だよね。知ってたら歌えないよねそりゃ。
投稿情報: tacovo | 2016/10/08 23:29