まず先週10月30日の日曜日は、Nisshie's Street Bandのライブだ。学生時代のバンドサークル「音感」の先輩、にゃんこさんのバンドが主催の今回のイベントは、「健康」で何度か出演させていただいたことのある新中野のライブカフェ「弁天」で行われた。
Nisshie'sはトリを務めさせていただき、おおむねタイムテーブル通り19時ごろからライブ開始。全10曲、50分強のステージは、OHCDと違ってスペースがなく、踊っていただくわけにはいかなかったけど、そこそこ盛り上がったんじゃないかな。
ほぼFBでの集客のみだったにもかかわらず、多分およそ50名ほどお越しいただいたお客様の多くは、Nisshie'sを観に来ていただいていて、ま~ぁありがたいことでございます。おかげ様でNisshie'sはちょっとだけ黒字。ホントにありがとうございました。
今回は前回のOHCDでの反省を生かし、前日に直前リハを行い、そのうち2時間以上を割いてコーラスの練習をしたこともあって、構成がおかしくなることや、コーラスがボロボロになることはなく、ぼく自身も最初の2曲は「テンポが速い」と認識していて、3曲目からは落ち着かせるとか、コントロールできてたつもりなんだけど・・・
後で聴いてみると、やっぱけっこう突っ込んだり走ったりしてるねぇ。OHCDのリベンジを誓ったドラムソロも、結局またミスっちまったし。でもま、楽しかったからいいか。
今回のライブにあたって導入した新兵器は、ドラムチューナー「tune-bot」という機械。ラグと呼ばれる四角ネジ--スネアには通常10本あるんだけど--のそばに取り付けて、その付近のヘッド(ドラムの皮)のピッチを表示するという、たまたまネットで見つけて衝動買いしたこいつで、今回はスネアを正確にチューニングしてみたら、ミュート--ぼくはガムテの端を残してクッキングペーパーを折りたたんで貼り込む--の工夫も相まって、とってもいい音になったのね。
実際の録音を聴いてみたら、狙いより高めのピッチで聴こえてたみたいだけど、まぁまぁ悪くない音だ。こういう機器の進歩は嬉しいねぇ。
そして今回の録画・録音は、「弁天」さん備付けのビデオで撮ってもらうのと並行して、心配だったので自分のハンディカムSONY HDR-CX370で録画、あと前回書いたこれも新兵器、ZOOM H5で録音もしたんだけど、結果やっといてよかったぁ。「弁天」さんのビデオって、こう言っては申し訳ないけど、今どきこんなのアリ?っていう残念な画質なんだよね。
音の方はライン音--前回の記事参照--と会場音のMIXってことで、ボーカルはよく聞こえるのでいいんだけど、これもちょっと高音のヌケが悪い。ZOOM H5は、思いのほかいい音で録れていたので、昨日深夜までかかって、ビデオから音声をはがし、「弁天」ビデオの音とH5の音をMIXしてまたビデオに戻す作業をした。
このところ毎回のようにやってる作業なので、だいぶ手順がこなれてはきたものの、まぁそこそこめんどくさい。やり方の詳細は書かないけど、もし知りたい人がいたらご連絡くださいね。てことで今日はそのビデオを焼いたディスクにレーベルを印刷、今日この後初めて通しで聴いてみます。失敗は数あれど、とりあえず楽しみだなぁ。
さて、3日の文化の日は、ブーランやNisshie'sのギタリストでもある高校の先輩山さんが、中学時代の仲間と組んでいるチューリップのコピーバンド、AMBのライブは失礼させてもらって、カミさんと恒例になっている紅葉狩りに行ってきた。
1週間前に出た週間予報では天気が悪そうだったので、ダメかなぁと思ってたんだけど、前日になって長野県中部は1日快晴という予報に変わった。なにせ11月3日は統計上「晴れの特異日」だからね。なら他にスケジュール合う日も少ないし、行こう、ブーラン、Nisshie's盛り上げてくれたのにゴメン、ってことで、予定より少し遅れて9時20分ごろ家を出る。
好天のせいかNEXCOの予想よりは少し混んだけど、そんなに大渋滞ってことでもなく、上信越道の小諸インターを降り、1つ目の目的地、小諸城址の「懐古園」に、11時40分ごろには着く。ここは一度紅葉を観に来たいと思ってたんだよね。紅葉情報サイトなんかで見ると、とにかくピークにはすばらしく真っ赤に染まるらしくてね。
入園料を払って中に入ってみると、残念ながらまだちょっと早かったのかな。でもところどころにかなりきれいな木があって、途中少し雲が出たけども、陽が当たると大変に美しい。
ここには動物園とかも併設されていて、もちろん上野や多摩なんかの大規模園には遠く及ばないけども、ライオンとかペンギンとかもいて、そんなにバカにしたもんでもない。 その動物園も含めぐるっと園内を回って、有名な島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」の歌碑の前で、どんな歌なんだろうね、って言ってたら、たまたま人力車をチャーターしたご夫婦がやってきて、車夫さんがなかなかの美声で歌ってくれてラッキー。
園内のそば屋でそばを食べてから、こんどは千曲川の対岸にある布引観音というところに行く。ここは川で布を洗っていた老婆が、仏様の化身である牛にその布を持っていかれ、追っかけて善光寺まで行っちゃったという、「牛に引かれて善光寺参り」の伝説の元になった場所だ。
岩山を縫ってかなりの急坂と階段で30分ほど登ってヘトヘトになったところで、絶壁に掘られた穴に作られた重要文化財である観音堂に着く。紅葉の名所と言われている割には、ここは紅葉はそんなでもなかったけど、鎌倉時代に作られたこの観音堂は、一見の価値がある。
それから今度は高速で2つ先の上田菅平インターを降り、大河ドラマが佳境に入っている真田氏の地元、旧真田町の奥の、角間渓谷というところに行く。ここにも観音様と、猿飛佐助が岩を飛ぶ鍛錬をしたという伝説のある岩を巡るちょっとしたハイキングコースがあり、まず222段の階段をまたひぃひぃ言って登って、 猿飛岩から展望台のあずま屋へ。
ここも布引観音同様、名所と言われながら紅葉はあまりなく、ただ渓谷の奥の山が、赤や黄色に染まって、色とりどりのモコモコ絨毯のように美しい。途中道に迷って、渓谷の川を跳んで渡ったりしながら、1時間弱で戻ってくる。
そして最後に「ふれあいさなだ館」という温泉に。この近辺の立ち寄り温泉は、どこもほぼ500円以下で入れるのがいい。ここもかなり立派な設備で、地元のお年寄りたちが大勢集まって、広間ではセミプロ演歌歌手がライブをやってるようなとこなんだけども、500円だし新しくてきれいだし、温泉は温度管理もよくできていて大変気持ちいい。
てことで帰りもほぼ渋滞なく、8時半ごろには帰ってきた。やっぱ1日でも自然の中に身を置くと、デトックス効果で心と体が洗われたように感じられて、すっきりと気持ちいい。とても爽やかに疲れて、よく寝れました。
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