ウチの会社の決算期が6月から3月に変更になった関係で、この4月から6月は有休を取るチャンスになっており、昨日もお休みをいただいて、でも特に何があるわけでもなく、映画館には行かなかった「ローグ・ワン」のBDを観たりしていたので、今日はストックネタから。
昭和では当たり前だったのに、消えた習慣や常識は数あるけども、今の若者にはそんなことする必要が全く理解できないのが、やはり電話周りのモロモロだろう。
なにしろ家(イエ)電しかなかったんだからね。「○○さんいらっしゃいますか?」って呼び出してもらうハードルなんて、なにそれ?ってことなんだろう。その代わり、今はかけた電話に出ないとしたら、それは確実に本人に起因することになったんで、それはそれで新たな切なさはあるわけで、必ずしも情緒がなくなる一方だとは思わないけどね。
その中でも今や全くなくなったのが、電話番号の語呂合わせだ。昔は喫茶店の紙マッチ--これも完全になくなったよね--を表紙にして、6mm罫のノートを小さく切り、1ページ数行のミニ電話帳を作って、手書きで知り合いの電話番号を書き込んで持ち歩いたりしてたもんだけどね。今じゃ自分の携帯の番号すらソラでは言えないない人も多いだろうにね。
って探してみたらなんと今でも取ってあった。83年に作ったらしい。当時「健康」が月一でライブをやらせてもらっていた、渋谷Amusement Clubのマッチだなこれ。我ながらすごい物持ちのよさだ。
このネタ、番号がわかっちゃうから書きづらいんだけどね。ま、番号そのものさえ書かなければ、語呂合わせだけで、これだろうと当たりをつけて電話かけてみたりする人はいないだろうと言うことで、行っちゃいますかね。
ぼくらの同世代なら、電話番号の語呂合わせは、誰しもやったことがあるだろう。これにもいくつかルールがあって、数字を表す文字そのもの・・・「に」とか「し」とか・・・はわかりやすいけども、「わ」は「輪」に繋がるから0だとか、麻雀と言うか中国語読みで、「ち」は7だとか、この辺は独特のものがあった。
昔まわりにいた人々が作った名作で憶えているのは、元「健康」のメンバーKo太郎が、高校当時付き合っていた彼女--ぼくのクラスのM。いつも授業内外で、しょーもないイタズラやら悪ふざけをしては、叱られ小言を言われしてたので、今だにこの人にはぼくはまったく頭が上がらない--の自宅の番号につけた、「よく食うにも恥知らず」。これは残念なことに、「も」を形の似ているある数字に充てるという、一種の反則を含んでいるのだけど、なかなかの傑作だった。去年だか本人にこの話をしたら、全然憶えてないと言ってたけどね。
あと高校のころにマキゾエがぼくの実家の番号につけた、「苦心一発チンコのしわ」。うーん、これは番号わかっちゃうかな?「わ」が8なのか0なのか、この辺の曖昧さが電話番号語呂合わせの味なんだけど。あと確かこれ、誰かが「苦心」を「苦労」と間違えて電話をかけ、繋がらないとクレームが来て笑った記憶がある。まぁしかし、この手の下ネタが楽しかったよね。
91年に東京都内の局番には全て頭に「3」がついたので、当時の語呂合わせは今は使えなくなっているが、同様に当時から同じ市外局番に語呂合わせをつけるケースは多かった。特に首都圏では、最初が042で始まるのが多く、これは多くの場合「お尻」になったことも、近郊の電話番号の語呂合わせがソフト下ネタになる一助になった。
倉本叔父もこの語呂合わせが大好きで、ぼくが小学校2年の時に三鷹市に引っ越してきた際、電話番号が決まったとおフクロが連絡したら、その5分後くらいに折り返し電話してきて、「お尻に不審な三つのニキビ」になったからね、と宣言したのには笑った。まだ売れっ子になる前だったから、結構ヒマだったのかな?
この語呂合わせは、「三つの」を「みいつの」、また最後の「ビ」を「み」と読み替えるという、これも多少の無理を含んでいるんだけども、こうした語呂合わせのために、当時の電話番号を今だに再現できると言うことがすごいよね。再現できたところで何の役にも立たないけれども。
「お尻」シリーズでなかなかの出来と自画自賛しているのが、もう誰だか忘れちゃったけど確か、ヘタレギタリストTの友人女子の番号につけた、「お尻なめたら舌妙に黒い」。でもこれ、今考えると番号がよくわかんないなぁ。「お尻」はそれだけで042まで行くのか04だけなのかが、明確なルールがあったわけではないので、その辺が難しいよね。
さて、来週月曜日にリハを控える我々「健康」、延期された3月のライブでやる予定だった新曲2曲をやるんだけども、一度もライブやレコーディングを経てない曲って、忘れがちなんだよね。ま、ぼくの場合は全てスコアに落としてあるので、明日ちょっと練習すれば思い出せる自信はあるんだけども。
さらにこれは7月のライブには間に合わない公算が高いけども、もう1曲、みの教授が歳を重ねるにつれ、冬場を中心に文句をたれることが多くなったある事象をテーマに、アイデアを練りつつあり、頭の部分の打ち込みを始めている。みの教授に歌ってもらうことを前提に作ると、テクニック的な手加減をしなくていいので楽だ。むしろこれでもかと難しくして、それでも突破してくるだろうことが楽しみにできる。
てことで今日は電話帳以外適当な写真がないので、今日植え替えた花の写真を貼っときます。やっぱ週休3日制がいいなぁ。いろいろと気になってた細かなことどもを片付けられるし、丸2日間、夜更かし寝坊の週末サイクルになれるしね。
しかしこのテーマ、合うカテゴリーがないなぁ。「数字」カテゴリーを作るか。いや、「昭和の風習」をシリーズ化するか?
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