ブーランがAMBライブの広報にかまけ「健康」の方はお留守になっていることもあり、初出し情報になるけど、我々「健康」、11年ぶりにレコーディングを始めることになった。前回のCDの制作には足かけ4年かかってるので、そういう意味では14年ぶりになる。
もともとずいぶん前からレコーディングしようよ、とは言ってたんだけど、ブーランが重い腰を上げたと思ったら、調整してみると意外にもメンバーのスケジュールが結構合うは、スタジオとかその他もろもろの設備や人的資源もうまいこと押さえられるは、で、ないことになんだかトントン拍子に話が進みましてね。
レコーディングする曲も決まり、そのままできるかどうかわからないけども、どの曲をいつ、大まかにどういう段取りで録るかの香盤表もでき、11月8日、1曲目のリズム録りから始めることになった。とりあえず9曲を、年明けくらいまでをメドに録れないかと、なんだか気合が入ってましてね。
今のところ次のライブは3月くらいのつもりでいるのだけど、そのライブを新CD発売記念ライブにできないかなんて、相変わらずお調子者のO型気質丸出しだ。前回12曲録るのに4年かかってるわけだから、そんなにうまく行くわけもないのだけども、まぁとりあえずスケジュールが決まった年内は、がんばってみましょうかね。最初はほとんどリズムから録っていくので、ドラマーが肝だからね。
んで、その9曲のうち1曲は、「健康」の曲ではなく、と言うか、我々が「健康」になる前の1981年のライブで、こないだの8月のライブでやった大曲「住の江」とともに初めて披露した、ブーランが作ったクリスマスソング。これはこのCDに入れるために録るのではなく、ブーランがやってるインターネットラジオの特番用に、ちゃんとした音源作っときたいので協力してくれぇ、ってことでやることになったんだけどもね。
昨日の夜から今日は、この曲の、「住の江」同様、学生時代に作った無駄に難しくて報われない16ビートのドラムパターンを、もっとシンプルにしようと、打ち込み、譜面起こしに精を出した。
この曲ねぇ、多分ブーランが過去作った曲の中で、ぼく個人は間違いなく一番の名曲だと思うのだけど、なにせ81年と言えば、達郎がアルバム「Ride On Time」を出した翌年で、飛ぶ鳥を落とす勢いであり、我々もこれでもかと言うほど影響を受けまくっていた時期でして、この曲も、知らない人に「達郎の未発表曲だ」と言って聴かせれば、声質の違いさえなければまず疑わないだろうと思われるような、大変にポップで16分食いの多い難しい曲でしてね。
しかも、けっこう斬新複雑な構成をしていて、先週このブログに書いたみたいな作曲者やアレンジャーが意図的に緻密な計算のもと狙ったものではなく、単に感覚で作って行ったらそうなったってだけなんだろうけども、なかなかにドラマー泣かせなんですわ。
上記のライブの時のライン録音が結構きれいな音で残ってるんだけど、とにかくもう、テンポブレブレだし、やりたいことに実力が全然追いついてなくてね。今週はAメロはどうしよう、Bメロはこれでいいかなと、この曲のドラムパターンのことに、相当なマインドシェアを持って行かれた一週間だった。
「打ち込みじゃダメ?」って言ってみたら、みの教授に「打ち込みだとぉぉぉぉお?」って怒られちゃったので、生演奏で録るしかなさそうで。元のパターンよりはだいぶ簡単にはしたつもりだけども、一部キメどころのオカズとかは、かなり練習して行かないと厳しそうだ。
37年ぶりにやろうなんて言うと、ことほど左様に大変なんだってことが、ブの字はわかってるのかなぁ。「住の江」の方はまだ、学生時代の解散ライブその他でもやってたので演奏機会が多かったけども、この曲は上記ライブの時と、恐らく同じ年に早稲田のサークルの教室ライブでやった2回切りのはずなので、完全に忘却の彼方だ。
てかぼくだけじゃなく、みの教授やマキゾエはまだしも、ブーラン自身が弾けるんかいこれ。大変なんじゃん?って言ったら、修正香盤表では、リズム隊以外の上物と歌入れで約6時間超を押さえたようだけども、それじゃ終わんないんじゃないのぉ?コーラスはブーランの個人作業で後からシコシコ重ねたとしてもさ。
さて、今週はこの他、BDレコーダーが故障すると言う災難に見舞われた。しかも壊れたのは、一番最近の2年前に買った、ブースで使っていて使用頻度が一番高い、Sharpの3番組同時録画機BD-T1700だ。
水曜日に突然、「背面のファンが正常に動作していません」というメッセージが出て電源ダウン。マニュアルを見たら、リセットボタンを押せば直るかも、と言うのでやってみたらいったん回復したものの、木曜日に帰ってきて立ち上げてみたら、もう何度リセットしても完全にアウトになってしまった。
Sharpのサポートに電話して訊いてみると、BDレコーダーの修理は内容にかかわらず一律24,000円ほどかかると言う。しかもそのサポートの自動音声ガイドで、「背面のファンが動作していないとメッセージが出た場合は3番を・・・」と、メニュー化されているほど頻度の高いトラブルのようだ。
過去DVD時代のものも含めて10台以上のレコーダーを買ってると思うけど、ハードがトラブル起すなんてほとんどなかったはずだよ。なんかどこぞの品質の悪いファンでも掴まされたんじゃないの?リコールしてタダで直せよまったく。
とりあえず前に使っていたPanaのDMR BW-680がまだ生きてるので、各種ケーブルを接続し直し、録画予約とかも全部やり直して、使い勝手は随所でやや落ちるけども、AV環境としては困った、お手上げだ、ってことにはならないから、よかったんだけどもさ。
買い替えたろかとも思って値段調べたりもしてみたけど、やっぱ安くても4万円台はするし、Sharpの機種も今の奴は、前に書いたようなぼくには必要な出力端子が省略されてしまったりして、なにかとめんどくさい。仕方ないので修理に出すことにして、今日近所の「コジマ」--ビックカメラの子会社なので株主優待券が使える--に預けてきた。
まさに作る側の立場にいる息子にも言ってるんだけど、最近の日本のメーカーの家電製品って、昔より故障しやすくなってない?デフレ対応でコストダウンのため、海外部品比率が高まってるからなの?でも品質管理のレベルは落とすなよな。このくらいの故障率なら、海外メーカーの製品よりはまだ悪くはないのかもしれないけども、そういう問題じゃないでしょ。
てことで譜面起こしと修理対応で終わった今日1日でした。
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