今週はPayPayキャンペーンの勢いで、キャンペーンが終わったその日に入手したMicrosoft Surface Go、なかなか悪くないよ、ってお話を。
この手のノートPC、タブレットの類は、どうしても定期的に欲しくなっちゃって、これはもう病気としか言いようがないのだけど、大体いつも、今買うならこれかなぁ、みたいな情報は、フォローし続けていてね。でもそもそも、何を目的に買うんだっけ?が曖昧になってるので、機種選定の決め手がなくなってくるわけね。
過去この手の機器としては、VictorのInterlinkとか、ASUS Eee PCとか、タブレットだとASUS TF300Tとか、LG G Pad8.3とか、その間にもこれとは別にノートPCでPanasonic、Acer、NECの3台を買っていて、最後のNEC Lavie LZ750/Jは、バッテリーは交換したけどもそれもヘタり、裏面パネルが波打ってベコベコになっちゃったけども、Core i7搭載だし約840gと軽く、今も問題なく使える。
こういろいろ買ってくると、特に目的がなくても、モバイルPCに求める要件ってそれなりに絞れてきて、まずAtomとかの非力CPUだと、まぁタブレットとして普通にメールとかLineとかWebブラウジングだけやるなら問題はないけど、ちょっとややこしいことをやろうとすると厳しいということ。メインのドライブは、Andoroidであっても32GBでは足りないということ。そしてこれはノートに限らない要件だけど、メモリは8GB、OSはSSD等のメモリ系のドライブにインストールでき、Windowsでデータドライブとしても使うなら、最低128GBは必要なこと。
あと重さについては、持ち歩くことを考えると、800g前後がMAXだということ。画面の解像度は、やっぱりフルHD(1920×1080)に近くないと使い勝手が悪いということ。そして、やっぱ入力デバイスとしてキーボードがないと、年寄りPCユーザーにはしんどいと言うこと。
これだけの要件を備え、かつ8万円を切るような機器となると、これがなかなかない。この手のモノをフォローし続けてもう30年にはなるけども、いくら技術が進歩してきても、いずれかの要件は犠牲にしないと厳しい。なのでフォローの仕方も、ここを犠牲にするならこれ、みたいになって、いずれも決め手を欠いて手出しができない、ということになる。
んで、Surafaceなんだけど、もともとはこれ、5年ほど前に愛用している同僚がいて、傍目にいいなぁとは思いつつも、いやだってMicrosoftでしょ?ぼくはブランド志向ってまったくないし、そもそも囲い込み戦略にこだわって斜陽になり、いわゆるGAFAと言われる4社には入れず--最近はまた株価が復活してるらしいけど&GAFAのうちの1社Appleの囲い込み戦略もぼくはやっぱりダサいと思っているのだけど--、Windows10では強引なアップデート戦術で世間から総スカンを喰らい、っていう、アンチブランドだよねぇ、と。
しかも類似の性能の他メーカーの製品と比べると、大体1,2割ほど割高だし、なんか自分で買う気にはならないんだよなぁ、と。
だけど昨年、息子が購入したSurfaceをちょっといじらせてもらったら、これが悪くないのよねぇ。まずWindowsなので感覚的にはスマホとかのパーソナルなものではなく、キチっとして操作する感じなのにタッチパネルってのがいいし、キーボードは「タイプカバー」と言ってカバーと一体化しており、やや柔いのだけど特に打鍵感が悪いわけではない上、その分すごく軽いし。
んでちょっと真面目にフォローしてみたら、Core i7とかの高性能CPUを搭載したものは、Office付きとはいえ12,3万くらいして、同性能のタッチパネルノートPCよりもやっぱりどうしても高い。しかもちょっと重くて、800g以下という条件には到底届かない。
どうしたもんだろうと思っていたら、去年の夏に、Surface Goというのが出た。CPUはPentium Gold 4415Yという聞いたこともないもので、スコアはCore i3よりもちょっと低く、Celeronよりはやや高いという、ちょっと非力は否めない感じだし、画面解像度も1800×1200とちょっと中途半端なのだけど、2種類あるうち上位の方は、メモリ8GM、SSD128GBという条件を満たしている。
重さは本体が522g、タイプカバー込みで767gで、Andoroidタブレットの300g台には及ばないものの、なにより245mm×175mmとB5サイズよりひと回り小さく、ぼくが愛用しているショルダー兼ウェストの小型バッグにぴったり収まってしまう。大体カメラとかちょっとした荷物を持って出かけるときや旅に出る時は、いつもこのバッグで行くので、この事実はデカい。
今までこの手の機器でこのバッグに収まったのは、最近はストレージ不足でほとんど使っていないLGのG Padだけなんだけど、このバッグに入れて持っていけば、例えば旅先の日帰り温泉で先に上がった時とか、ちょっといじるのに便利なんだよね。しかもWindowsだしキーボード付きタイプカバーもある(別売だけど)しね。
でもタイプカバー付けると量販店で10万円弱というのはやっぱちょっと高い。どうしたもんだろうと思っていたところへ、あのPayPayのキャンペーンで、確実に20%Offになることになって、量販店のポイントも差し引くと7万円強で入手できると。おお、8万円以下という条件も満たすじゃないか。
てことで長くなったけど、PayPayキャンペーンが結果的に最終日になった先月13日に、予約しておいたこいつを、コジマ新座店に取りに行った。併せてAmazonで本体のスロットに刺す128GBのマイクロSDカードと、音声出力用のミニジャック以外はTypeCポートしかないこの機種のために、USBに変換したり追加の--カメラとかの--SDカードを刺せるアダプタを買っておいた。
この機種はWindowsがタブレットとして使用するのに向いているSモードというのになっているので、これを通常モードに戻す必要があるし、画面がそれなりにでかいのでセットで買った保護シートを貼るのがちょいと大変だし、ライセンス数の関係でカミさんのPCのセキュリティソフトを別のに入れ替えて玉突きしたり、少し初期設定に手間がかかる。
それから必要なソフトのインストールをして、実際に使ってみると、心配していたCPUの非力はそれほど感じない。普通にブラウザやOfficeや画像編集ソフトを使う分には、CoreシリーズのCPUを搭載した機種とほぼ遜色ない。ログインも顔認証でできるのがなかなかスムーズだ。
正月に「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行ったときに上記のバッグに入れて持ってったんだけど、帰りに寄ったふじみ野駅そばの温泉「真名井の湯」で待ち時間にちょいと使ってみたら、こいつぁ手軽で便利だね。
で、先週も書いたようにこいつにはモバイル音楽制作環境を構築することにし、Cubase 10 Proをインストールして、Bluetoothモバイルキーボード、Corg microKEY AirをBluetooth接続してみたんだけども、ちょっといじって見た限りでは、少しタイムラグが生じる。
Bluetooth接続による遅延かと思ったら、USB接続で使ってもちょっとだけ遅れるみたいなので、もしかしたらこれはCPUの非力の影響かなぁ?Cubese自体の操作は、引っかかったりはしないんだけどね。まだあまり使い込んではいないので、もうちょっといろんな設定をしてみて検証が必要だな。
てことで、音楽環境についてはさらに追求しなきゃならないけども、ビジュアル系ゲームとか映像編集みたいなよっぽどCPU負荷をかけることをしたり、プリンタを大量に使うのでない限りは、パソコンを使う作業の殆どを、持ち歩きしやすさを担保しつつ、出先でできるようになったことがわかった。購入目的としては後付だけども、これはとても意味のあることだ。パソコン使いにはこの単純な事実が、とっても嬉しいからね。
国産メーカーみたいにバッテリーの持ちをよくするようなユーティリティとかはついてないので、その辺がめんどくさかったりはするけど、これは、値段が高いとこだけはこんなキャンペーンでもないと躊躇せざるを得ないけども、他になかなか選択肢がない、よくできたモバイル・タブレット&ノートだと思うよ。Microsoft、ちょっと見直した。
さて、子供だった頃から応援してきて、去年は2年連続紅白にも出たLittle Gree Monsterが、今週New Album「FLAVA」を出した。ダウンロードして聴いたけど、彼女たちは良くなってきたねぇ。前から青春ポップスみたいなのより、もっとR&Bとかモータウンサウンドみたいな方向に行ったほうがいいんじゃないかと思っていたけど、しっかりそっちの方に向かって行っている。
コカコーラのCMソング「世界はあなたに笑いかけている」もいい曲だよね。最近は娘も彼女たちを好きになってきたみたいで、娘が車に乗った後は必ずカーステが彼女たちのアルバムになっている。Superfly以来2組目の娘との共通のお気に入り。もっとどんどん頑張って欲しいなぁ。
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