今週はオムニバスです。まずは夏休みの旅行中起きた、あるいは見つけた3つの小事件orエピソードについて。
1つ目はオチも何もないんだけど、2日目に泊まった「駒ヶ根高原リゾートリンクス」に、文庫本を忘れてきた話。
汚い話で恐縮ですが、ぼくは旅先でも大体、朝トイレに入ることが多く、その際には時間つぶしのお供として、図書館から借りてきた文庫本にブックカバーを掛けたものを持っていくのね。なぜ文庫本かと言うと、単純に持ち歩きしやすいから。通勤の電車の中とか会社から昼飯食いに出た時にも読むので。
んでホテルとかで、ユニットバスで部屋にはドレッサーや鏡がない客室だと、籠もられたら化粧できなくて迷惑だからと、カミさんに追い出される場合が多い。このホテルは3Fの客室のTV横にも鏡があったのだけど、いかんせんユニットバスが狭く、便座に座ると壁が迫って、体を捻じ曲げないと本が読めない。1Fの共同トイレなら壁までかなり余裕があり、かつシャワー付きであることを前日に確認してあったので、そっちに本を持ってって入ったら、多分見事にそのまま置いてきちゃったんだろう。
翌日気づいて、帰ってから電話したら、あります、送りますね、着払いになりますけど、と。忘れてきたのは深水黎一郎という人の「ミステリー・アリーナ」という本で、2016年の「このミステリーがすごい」ランキング6位に入っている割には、メタ構成のメタ側があまりにもドタバタで、個人的にはあまり感心しない内容のものだったんだけどもね。宅急便って最近最低でも920円するので、新品買って弁償しても似たような金額だろうってのはわかってたものの、図書館に無くしたと言って色々手続き取ったりするのも、面倒だしご迷惑をかけるので、送ってもらうことにした。
でも着払いって宅配ボックスがあってもどうしようもないのよね。当たり前だけど。20-21時ってくくりはずいぶん前に無くなったけども、19:30頃に帰るからなるべくそれ以降に来てくれ、って通信欄に書いといたのに、19:10かなんかに来やがって--これもあって先週ヤマトをディスったんですが、こういうとこ融通効かなくなったよねほんとに--、再配達も面倒なので、車で10分ほどの配送センターまで取りに行ったりして、面倒くさかったです、っていうのが1つ目の話。
2つ目はサンダルのかかと部分が壊れた話。2日目に行った「信州大芝高原」に着いて車を降りたら、右足のサンダル(昨年息子の結婚式で行った水戸で、急遽買った安物)の、かかとをカバーする緩衝綿のついたベルトの片側が取れてぶら下がった状態になってしまった。
このベルト、マジックテープで長さを調節できるようになってるんだけど、そのベルトを通す先の、プラスチックの口の字型のパーツをサンダル本体に固定する短いベルトの、そのパーツを通して縫い付けてある部分の糸が切れて、かかとのベルトを押さえておけなくなってしまったようだ。
困った、これがないと車の運転できないじゃん、と思いつつ、右足だけかかとのベルトがない状態で1時間ちょっとかけて森を1週しながら、そうだ、用意のいいぼくは、旅行用の薬入れポーチの中に、どっかのホテルの紙マッチ型の小さな裁縫セットを入れてたんじゃん?と気づきましてね。
それをキャリーから出してきて、かあちゃん直して、と渡そうと思ったら、肝心のその取れちゃったかかとのベルトが、確かにショルダーバッグにしまったはずなのに見当たらない。え、なんで?おいらこんなに粗忽だったっけ?と、それほど期待もせず念のため最初にサンダルが壊れた場所に戻ってみると・・・なんと!道の真ん中に、かかとベルトがポツーンと落ちたままになってるじゃないですか!(冒頭の写真ね)
カミさんは大爆笑。だけどこんな怪しげなものが道の真ん中に落ちてるのに、この辺の住民や訪問者の皆さんは、いずれ探しに来るだろうと、そのまま放置しといてくれたのかな?優しいのか無関心すぎるのか。サンダルの方は、お互い老眼で針に糸を通すのに苦労しながら、5分ほどのカミさんの応急処置で、ほぼ元通り使えるようになりました。よかったよかった。
3つ目は3日目に行った八島湿原の駐車場脇にある「八島山荘」という食堂兼おみやげ屋さんの入口ドアの話。この入口のガラスの両横開きドアの真中部分に、自動ドアでよく見る「自動」って書いた水色の縁取りの、野球のホームベースを細長くしたような5角形のステッカーが貼ってありましてね。
実物の写真を撮り忘れたんだけど、これがよく見ると、「自」「動」の大きな文字の間と後に、「分で」「かして下さい」と小さく印刷してある。つまり「自分で動かして下さい」、自動ではありませんよ、っていうジョークのステッカーを、関係者の誰かが面白がって買ってきて貼った、ってことらしいんだけど。
見てるとこれに騙される人が多くてね。しばらく入り口に立ち止まって、あれ?開かないじゃん、と手で開ける。まぁこのくらいのことでいちいち怒る人は見てる限りはいなかったし、壊れてんのかなくらいでほとんどの人がスルーしてる感じなんだけど、気づけばそのニセ「自動」ステッカーの20cmほど上に、わざわざ別のメモシールが貼ってあって、「自動ではありません。手で開けて下さい」かなんかって手書きで書いてある。
やっぱ文句言っちゃったりする人もいるのね、ならこのジョークステッカー、剥がせばいいのに。フォローのシールを貼ってまでも、このジョークがお気に入りってことなのかしら。店主(が買ってきたのかはわかんないけども)の妙なこだわりに、店員との間で何かしら軋轢があったのね、ってことが想像されて、ぼく個人としてはそれはそれで楽しめました、って話でした。
さて、明日はカミさんがだいぶ前から、趣味と体を鍛えるのとを兼ねてやっている社交ダンスの、カミさんが通う教室の創立20周年記念の発表会があって、行ってくる予定。実はこれまでも発表会的なものは何度かあったんだけど、観に来てくれとは言われなかったので、来て欲しくないのかなと思って、行ったことはなかった。でも今回は20周年ってことでディナー付きのわりと豪華なものらしく、チケット手配しちゃったからよろしくと言われたのでね。実際にカミさんが踊るのはわずか5分くらいらしいんだけど。
まぁしかし我が家の女性陣は踊るのが好きで、カミさんは学生のころ新体操部で、その後娘がチビの時は一緒にバレエの練習に参加したり、それができなくなってからは社交ダンス。娘もバレエに加え中学校時代にはチアダンス、大学以降はよさこい踊りをやっていて、昔から踊りがらみのイベントにはこと欠かない。ジャズダンスとかストリートダンスとか、わりと今どきのものにはあまり興味がないらしいんだけどね。
最後にこれは先週の話だけども、6月に書いた、学生時代以来復活してOHCDに参加することになったバンド「Radical Party」のリハが、今月末に行われることになったため、やる曲のスコア起こしをした。リズム隊以外の3人は、コード合わせと称して先月頭にも一度音合わせをしており、すっかりやる気満々になっちゃってることもあってね。
過去やった曲が2曲あるんだけど、さすがに当時起こしたはずのスコアは行方不明で、計4曲、その2曲は部分的には憶えているのである程度効率的に進められはしたものの、それでもスコアに落とすだけで都合6時間程度かかったかな。当時このバンドでやったGino Vannelliの「Appaloosa」--超難曲。今にして思えば無謀なことをしたもんだが--なんて、1曲で6時間以上かかった記憶があるから、それに比べりゃだいぶマシだけどね。
てことで今日を皮切りに、今月2回ある3連休は、ひさびさに個人練習の日々になりそうです。
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