ワールドカップ、始まりましたなぁ。やっぱ面白いねぇ。国の威信をかけた真剣勝負は。ドイツ戦、上がったよね。この勢いで決勝トーナメントに進んで欲しい。
ちなみに今大会、ABEMA TVだけが全試合を中継し、Eグループで気になるドイツ×スペイン戦も、地上波では放送しない。まぁ日本時間で月曜の朝4時からってことで、ぼくのようなプータロー以外は観るのはしんどいだろうからしょうがないかもなのだけど、ABEMA TVなんて、これまでほとんど意識もしてなかったよ。ただ、ワールドカップは無料で中継するってのはいいことだよね。ぼくみたいな客がまさにプロモのターゲットなんだろうけどね。
さて、今日でぼくは61歳になりました。Facebookにメッセージを下さった皆さん、ありがとうございました。毎年書いている通り、61歳になったからと言ってここ何年かの感慨に特に変わりはなく、今年はリタイアして、「体が動くうちに旅とかやりたいこととかをやろう」ってのを実行に移してるわけだけども、改めて書くような心境の変化だの思いだのってのもないのよね。あとはもうちょっとやりたいことを整理して、生産的なリタイア生活に持って行こうと思ってます、ってことぐらいで。
やりたいこと、いくつか頭の中にはあるのよ。まだ何も手を付けていないし、続くかもわからないので、今書いても鬼が笑うだけだから具体的には書かないけどもね。特に無理め、ハードル高めのヤツはね。まぁおいおいこのブログにも書いて行きますよ。3日坊主を乗り越えられればね。
てことで今日は先週行ってきた旅の裏話と言うか、旅行記では省いたサイドストーリー的なことをつらつらと書いてみようかと。
ちなみに今回の旅で、空白だった島根と鳥取に行ったので、ぼくは日本の全都道府県を制覇したことになる。もちろんただ通りすぎただけという県もあるにはあるが、実際によくよく考えてみると、そこに目的を持って降り立ったことのない県って、たぶん3つくらいしかない。いや、今回の鳥取みたいに、隅っこを掠めただけ、ってとこはあるけどね。
そんな旅の裏話、まずはレンタカーとスマホの件。近ごろの旅では、ぼくは予めGoogle Mapで車でのルートを作って、そのリンクを旅程を書いたEvernoteに貼り、スマホでこのリンクから地図を表示して、Mapアプリのナビに従って移動する。これはレンタカーに限らずウチの車でも最近そうだ。MAZDAの純正ナビがかなりアホだから、ってのもあるけど、PC上ですべて計画を立て細かな行き先も含めコースを決めるので、それを改めて車のナビに打ち込む手間が省けるからね。
なので旅に行く前にはいつもレンタカー屋に電話して、Bluetoothが使えるか、USB給電はできるか--スマホでナビ使いながら走るとものすごく電池食うので--を確認することにしている。近ごろのレンタカーはBluetoothが使えないことはまずないし、USB給電はできない場合もまれにあるけど、その場合はシガーソケットからUSBに変換するプラグを持って行くので、そこで困ることはほぼないのね。
で問題は、ウチの車ではスマホを固定するためのホルダーとかは確立しているのでよいのだけど、レンタカーだとそうはいかないじゃない?これが毎回苦労するのよ。以前使っていた、エアコンの吹き出し口のルーバーを挟んで取り付けるタイプのを持って行くのだけど、エアコンの吹き出し口って車によって全然形状が違うから。
今回の日産Noteは、吹き出し口が円形で、割合大きめのルーバーがついていたので、一応挟むことはできるんだけど、このルーバーがスマホの重さでグルって回ってしまって、なかなかいい感じの位置に固定できない。スマホの下に挿した充電用のケーブルが車のナビのタッチパネルに当たってピーピーとうるさかったり、運転しながら何度か外れて落ちてしまったりして、これが高速を走ってたりするとおいそれと直すこともできない。
仕方ないので途中のコンビニで小さなセロテープを買って、これでルーバーが回っちゃわないように貼り付けたら、なんとか3日目くらいからは安定するようになりました、って話。すいませんね。しょーもなくて。
2つ目はそのスマホで聴いていた音楽の話。カミさんだけの時はそんなことはなかったんだけど、子供が生まれると車の中でも「しまじろう」とか「ポンキッキ」の当時はCDを流すようになるじゃない?我が家では子供がある程度大きくなっても、その流れを受けてか、車ではあまりぼくの趣味の音楽を好き勝手に流すことはなくて、なるべく子供にもわかるように、インスト物とか、ポップスでも洋楽は避けていた。もちろんポップスにも趣味はあるので、達郎とかユーミンとかMISIAとかSuperflyとか、自分好みのを流していたけどね。
んで今回は家族ができてからはじめての一人旅で、おっとこりゃ完全に自分の趣味の音楽を聴けるじゃん?ってことでね。結果何を聴いたかって、まぁこれもどうでもいい話ですが。
まず広島空港から鞆の浦あたりまでは懐かしの高中正義。それも「Blue Lagoon」とかの有名曲より前の初期のアルバムたち。上がります。次に福山から勝山のちょい先あたりまでは、ぼくが生まれて初めて買った洋楽アルバムであるSimon & Garfunkelの「Bookends」を始めとしたS&GおよびPaul Simonのソロアルバム。そこから松江辺りまではChaka Khanのこれも初期のアルバムたち。
そして出雲大社中心に津和野までの島根県では竹内まりや。これは彼女のご実家が出雲大社の参道に旅館を構えていることに敬意を表してのことだが、竹内まりやはもちろんもともとウチの車の中でも聴いていた。彼女の「みんなひとり」という曲の"Everybody needs to be needed, Everybody wants to be wanted"という歌詞で、中学生だった娘に、これ意味わかる?って会話をした記憶がある。
その後岩国まではThomas Dolby。80年代に日本で「Hyperactive」とか「She Blinded Me With Science」って曲が少しヒットしたエレクトロポップの鬼才だが、ぼくはこの人が好きでねぇ。2枚目のアルバム「The Flat Earth」に入っていた「Dissidents」という曲が、やっぱめちゃめちゃカッコよくて、2回戻して頭から聴いた。そして最後は上原ひろみ嬢。それも少し昔の「Time Control」というアルバム。やっぱ彼女は日本の宝です。
3つ目は前回奥鬼怒・日光に行った時から旅のお供になった小型HDレコーダー、I・O DataのHVTR-T3HD1Tがらみの話。今回宿泊地で言うと広島→鳥取→島根→島根と回ったわけだけど、宿に着くとまず、このHDレコーダーを接続し、初期地域設定をして番組表を受信し、その日のドラマとかいつも観るバラエティを録画予約する、というのがルーティンになった。
まぁアンテナケーブルを外して繋ぎ変えてHDMIケーブルを繋いで、ってやるのは手間ではあるものの、ほんの5分ほどの作業だし、これによってCM飛ばしができる、番組を好きなタイミングで観ることができる、と言うメリットの方がはるかに大きい。
地方によってはTBS系列やテレ朝系列は映んなかったりするので、今回もいくつかのドラマはもしかしたら追っかけで観ることはできないかもと思っていたが、曜日とドラマ放映局の関係が、おおむねうまいことハマって、島根でテレ朝系が弱く木曜9時のドラマが上手く録画できなかったのを除けば、ほぼ狙い通りに、焼肉屋だの温泉だのに出かけても各番組を観ることができた。
で、結果としてそうだったのはいいんだけどね。2泊目に泊まったダイワハウスグループの「ロイヤルホテル大山」では、部屋に行ってHDレコーダーをセットアップしてみると、なんとTVの外部入力が選択できない設定になっている。フロントに問い合わせたら、設備担当に訊いてみますと言い、しばらくして折り返し連絡があって、確かにそういう設定にしているそうですと。なんだよそれ?何の意味があるの一体?
それはすっげー困ると文句を言ってさらに確認してもらったら、本来マニュアルではそういう設定にすることになっているが、10Fから上の部屋では最近TVを入れ替えて、まだその設定ができていないと言う。そちらの部屋にお移りいただけますかと。もともとの予約では喫煙可の部屋を取っていたが、10Fの部屋は禁煙ルームのはずで、それでも「今灰皿が置いてないので後で持って行きます」というフロントの対応はよいのだけども、そもそものマニュアルの意味がわからない。
ちなみに今回の旅では1泊だけ、「全国旅行支援」を使うと喫煙ルームが取れなかった3泊目の江津のホテルを除き全て喫煙の部屋を取ったが、喫煙者だってたばこ臭い部屋で寝たいわけじゃないからね。もともと禁煙の部屋でタバコを吸っていいと言われても、一応気を使って吸う時には窓を開けてなるべく煙を外に出すようにして吸った。
このホテルは例えば夕朝食用のチケットを渡してくれるんだけど、それも食堂の入り口のボックスに入れて勝手に入って下さいって方式でかつバイキングなので、結局外部から人が来てタダ飯食ったとしても誰もチェックしていない。山の中のホテルで外来者がわざわざ来るリスクも低いからってことなのかもだけど、ならそもそもチケット配るのやめたら?
その手の、「意味なくマニュアル通りに運用している」ことが多くてね。組織が硬直化してるよね。「ダイワハウチュ」とかのブランディングは結構だけど、そういうとこ柔軟にやらないといずれ客を失うと思うけどなぁ。
あと空調の問題ね。こういう少し古いホテルって、空調がセントラル方式で、風の強さだけで温度は調節できないところが多いでしょ?起きてる間は20度台前半が心地よいけど、ぼくは寝るときは10度台後半じゃないと暑くて寝れないのよね。布団は普通に厚手だし。
旅行記本編にも少し書いたが、江津のビジネスホテル「スーパーホテル江津」は、SDG'sに気を使ったとても効率よい運用をしていた。例えばアメニティや浴衣はフロントそばのボックスから持って行く方式だし、そもそもキーを渡さず、6ケタのパスワードが提示されそれで開ける方式なので、寄る年波にそれを憶えるのが大変と言うのはあれ--得意の語呂合わせで憶えましたが--、前払いでチェックインしてしまうとチェックアウトという行為そのものがない。
「ロイヤルホテル大山」は普通の挿し込んで回す式の鍵でしかもオートロックと言う、一昔前の最悪の取り合わせで、一度閉め出されてフロントまで言いに行く羽目になった。近ごろのホテルではカードキーで、しかも人数分渡してくれるので、それだとカミさんとの風呂からの戻りの時間差とかも気にする必要がなくていいんだけど、このパスワード方式ってのは、ぼくは初めてだったけど一番進んでいるよね。
空調は、新しいホテルはみんなそうなってるけど個別にエアコンが設置してあるので好きに温度調節できるし、あと宿でよく高すぎたり硬かったり形が悪くて困る枕は、いろんな高さや材質、形のものがフロントのそばの棚にずらりと並んでいて、お好みのを持って行ってください、ってなっているのもよい。
従業員は最低限の人数で限られた時間帯だけに勤務している模様で、これは経営効率もよいだろう。その分例えば営業で取ったと思しき団体客が入っていて、彼らにホテル前の駐車場を提供すると約束してしまったのか、ぼくが着いた時点ではすべて空いていたのに、少し離れた場所の契約駐車場に停めろと言われたり、ってのはあったけどね。
これからも全国各地の宿に泊まることになるだろうから、ちょっとした宿泊施設評論家になれるかもね。既にある程度そうなっているし、宿を選ぶ時もそういう視点で見たりもしてるけどね。まぁでもルームキーがどういう方式かとか、TVの外部入力が使えるかとか、そんなことまでは旅行サイトではわからないからね。
てことで、長くなってスミマセンでしたの、今回の旅の裏話集でした。61歳、まだまだ元気にいろいろとやっていきたいと思っとります。
コメント