今週は書かないつもりだったんだけど、カミさんの実家から予想外に懐かしいものがたくさん出てきてしまいまして、簡単に書いておこうかと。
こないだ大量の荷物をおばあちゃんの家からカミさんの実家に送った話を書いたけど、その中でカミさんがこれ欲しいと言って箱に入れた花瓶とかを、いずれ取りに行かなきゃとは言ってたのね。で、実家では両親や義末弟が荷解きをして、一部整理を終えた箱を、屋根裏の倉庫--カミさんの実家はコンクリ造りで屋根裏もかなり広い--に上げようとしたら、屋根裏からぼくやカミさんの古い荷物が出てきたと。片付かないから取りに来て、と言われ、選挙投票日の日曜に行ってきた。
小~中の大きさの箱4個と大きな紙袋が9袋ほどあり、約半分はカミさんのものなのだが、覗いてみると、あぁこれここにあったんだ!と言うものが数多く入っている。カミさんのものはこの実家を建て替えた約36年前に、元の家にあったものがそのまま保管されていたのだろうが、ぼくのものは多分、カミさんの実家の3年ほど後にウチの実家を建て替えた際、前の家でそのままになっていたのを持ってってと言われ、その時住んでいたマンションに場所がなかったので、とりあえずここに入れさせてもらったんだろう。全然憶えてないけど。
入っていたものはまだ全部を細かくは確認できていないんだけど、まず星新一の文庫本や単行本。これ、ぼくが小学校高学年の時にハマって、なけなしの小遣いをはたいて主に当時の東急プラザの2Fにあった紀伊国屋書店で1冊1冊買い集めたものだ。ちょっと前にNHKで星新一のショートショートをドラマ化したものを連続でやっていて、その時にあの本たちはどこに行っちまったんだろう、と思ってたのよね。その他当時鉄っちゃんだったので、鉄道関係の図鑑や本もある。
この大事な本たちは、元息子の部屋の、息子がいた時にはマンガを大量に置いていた自作本棚に、前に親父の遺品整理で大量に貰って来た蔵書を並べていたのがまだ一段余っていたので、ここに並べた。大学時代の教科書とか「出る単」(!)とか会社に入って買ったり貰ったりした本とかもあったけど、これらは廃棄だ。
記念品や貴重品は、元はお菓子とかが入っていた四角い缶に入れて保存するようにしていたのだけど、その手の缶が3つあり、小学校高学年から、中学、高校、大学を経て会社に入った最初の時期までの、いろんなしおりとか名簿、パンフ、チケットその他もろもろが、1つの缶は主に絵葉書のみだが、他は完全に雑多に入っている。
その中で目についたものを時系列で挙げておくと、まずぼくが小学校6年の時に、Hさんという女子から突然もらったラブレターと言うかノート。これまでの人生でこんなのをもらったことはこの時だけだと思うのだけど、中身を全部は読み返してないけどB5版のノートにびっしり32ページも書いてある。拾い読みする限り小学生とは思えない大人びた内容だ。この時はただびっくりするだけで、お付き合いとかそういうことにはならなかったのだけど、彼女は今どうしているのだろう?
次に同じ小学校6年の時に、ABちゃん(当時から今に至るまで付き合いのある希少な友人)と、クラスの女子たちを題材に1人1曲ずつ作詞作曲したその楽譜10曲分。令和の今では考えられない、容姿やら体型やら出身やらを直接揶揄する酷い内容で、まぁ小学生らしいっちゃらしいが、当時もこれらを作っていることがバレて、クラスで教室の前に立たされ先生に怒られた記憶がある。これらの曲の一部は今でも口ずさめるほど憶えており、これはホントに懐かしい。一部スキャンしてABちゃんに送ってやろう。
あと明日から行く平泉は、「約50年ぶり」と書いたが、それはぼくが中学から高校に上がる春休みに、当時仙台に住んでいた叔父の家に泊まり、そこから山寺とか松島とか平泉に足を延ばしたもので、その時の各行程の時間や使ったお金の細かい記録を自作手帳に取っておいたはずなのに見つからなかったのが、この缶の中から出てきた。いやぁ細かい細かい。今も同様の計画を立ててることを思うと、まさに三つ子の魂百までだなぁ。
高校の時で言うと、2年の文化祭で人形劇を、星新一の「すばらしい食事」というショートショートをぼくが脚色して演った、その宣伝用小冊子とか、高校の修学旅行の時に旅行を題材に俳句を書けというのを現国の授業でやらされて、ぼくが書いた句が2つとも、教師から嫌われていた現国ではありえないほど褒められた時のプリントとか、同級生のK、Sと3人で、富士山に、5号目からではなく富士吉田駅から頂上まで登った、その時の写真とか。
大学時代では、サークルのリサイタルのパンフとか、この当時コピーしたはずなのに見当たらなくてコピーし直した曲も含めいろんな曲の手書きドラム譜とか。あといつ集めたものか、恐らく小学校から高校くらいまでだろうけど、旅行に行くたびに買っていたピンバッジやら、一時凝った古銭の類とかもね。いやいや、これらは他人が見てもなんのことやらだろうけど、ぼくにとってはとても貴重な人生の記録たちだなぁ。せめてぼくが死ぬまでは、取っておかせてくださいね。
てことでもう壊れているヘッドフォンとか卓球のラケットとか、要らない物は捨て、それら貴重な記念品は1つの段ボール箱に収めた。カミさんが自分の荷物を整理したら、この箱をしまう場所--たぶんほぼカミさんの衣裳置き場になっている物置部屋--を整理確保して、置いておくことにしよう。また昔の1人掛けソファーとか古いMacとかを売るなり捨てるなりしなきゃならなそうだな。ちなみにおばあちゃんの家からもらってきた花瓶他は、2Fユーティリティの花瓶置き場をいらない箱とかを捨てて少し広げ、しまうことができた。
その他先週から今週は、竹内まりやのオリジナルとしては10年ぶりのニューアルバム「Precious Days」が発売されたので、Amazonで予約し早速入手して聴いたのと、Live Blueray付属版にしたのでそのLiveを観たり、リッピングしてスマホに取り込んだりした。「歌を贈ろう」は、ドラマでの使われ方もよかったし、久々の名曲だよね。
このところ達郎のFM東京「サンデーソングブック」は当然として各種ラジオ番組にも、「Eight Jam」とか「NHK Music Special」とか、今週は「日曜日の初耳学」なんかのTVにも、竹内まりやが出まくっている。去年の達郎のニューアルバムの時もそうだったけど、さすがミリオン連発シンガーソングライター、こういうプロモ人脈もすごいね。初回プレス分にだけ封入されているという「マジックカード」で、来年のLiveに抽選エントリーしたけど、当たるといいなぁ。
あとAmazonで2TBのマイクロSDカードを5千円台で売ってたので半信半疑で買ってみたけど、案の定取り込んだビデオのほとんどが再生できないバッタもんだったので、すぐに返品したりした。やっぱ5千円台だと今んとこ512GBくらいまでじゃないと信用ならんね。
てことで明日は5時起きで平泉なんですが、晴れの特異日のはずの11月3日の予報も悪いという天気だけは、なんとかなって欲しいなぁ。と思ってたら、お、3日は予報がだいぶ好転してるぞ。よしよし。
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