2週連続作詞の、というか佐野元春「The Songwriters」がらみの話になっちゃうけど、今日のゲストはASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏。面白かったのは、このバンドの全曲の作詞をしている彼が、アイデアノートから含めてすべて、縦書きで書いていると言うことだ。彼に言わせると、日本語ってモノは本来縦書きだと。
縦書きと横書きって言うのは、考えてみると結構深い。後藤氏の言うことももっともで、明治になって西洋語の文化が入ってくるまで、日本語を横書きにするなんてことは、思いもよらなかったことだろう。
だけど単体では意味のない26の文字をつなげて、単語と言う単位で意味を持たせ、その連なりの間をスペースで空けていく英語は、無理すれば縦書きで書けないことはないかも知れないけど、基本的に横書き以外ありえない。一方で日本語、中国語、韓国語は、いずれも縦でも横でも行ける。そういう意味ではとても柔軟な言語だ。
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