今週、ちょいと仕事がらみで、iTunesとMORAという2大音楽サイトを、恥ずかしながら初めていじってみた。
で、思ったんだけど、前に「健康」のブログにも書いたけど、やっぱりおいらのようなオジサン音楽ファンには、曲単位で聴くなりダウンロードするなりっていうのが、どうにもこうにも馴染めない。
だってさ、アルバムってものは、それで1つのまとまった作品なわけでしょ。シングルの寄せ集めではないよね、本来。最近はどっちだかわかんないのも多いけど。「健康」だって、曲順とか、この曲を入れたらコンセプトがわかんなくなるとか、けっこうこだわってアルバム仕立てたもんね。
結局iTunesで試しに好きなミュージシャンのページを開いてみても、おっ、こんなアルバム出してたんだ、知らないぞ、とか、そう言えば前にレコード屋で見たなこれ、っていうアルバムを、ざっと試聴してみて、こりゃよさそうだぜ、っていうのを、Amazonで発注している。
まぁでも、MORAは、名前の意気込みの割に、日本の楽曲については多少ましとはいえ網羅性に欠けてイマイチなのに比べ、iTunesはさすがだね。こいつは試聴用サイトとしてはかなり重宝しそうだぞ。あとNetラジオはいいね。特にR&B/Soul系のチャンネルは、ずっとBGMで流していると気持ちいい。
というわけで今週発注した4枚のアルバムが今日届いた。Paul Simonが72年に出した事実上のソロデビュー作「Paul Simon」、Manhattan Transferの初期の名曲を集めたベスト、Chaka Khanが去年9月に出した、まるでRufus時代を彷彿とさせるような彼女のルーツを感じさせるアルバム「Funk This」、それからDiana Rossが一昨年出した、70年代前半にレコーディングしたJazz系の未発表ナンバー集「Blue」。
まだ全部は聴けてないけど、もうどれも、とにかくぼくの琴線にびんびん響いてくる音たちだ。
今回は久々の「お気に入りの音楽」シリーズで、Paul Simonについては前に書いたけど、まだChakaだのマントラだのDiana Rossだのっていう、ブラックミュージックの素晴らしいボーカリストたちや、最高にソフィスティケイトされた大人のコーラスなんかについては、触れられていないなぁ。また書きます。きっと。今回はちょっとそのサワリでございました。
やっぱこの辺がぼくの居場所だな。この音たちを聴けてる今が、至福の時でございます。
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