毎日暑いねぇ。あと2週間続くんだってこの陽気。だのに、あぁ、オレの夏休みが終わっちまったぁ。
旅から戻って4日間、予定らしい予定は、月曜夜の「健康」のレコーディングだけだったはずなのに、ゆっくりしたなぁと思ったのは、最終日前日の火曜日が初めてだった。
日曜日のことは先週書きましたけど、月曜日は昼ごろ起きて、少しレコーディングする2曲の練習をし、なんだかんだでもう出かける時間の夕方4時になった。ブーランの学校のスタジオのYD9000を叩くのはかなり久々だったので、ちゃんとシンバルがそろってるかとかいろいろ心配があり、ライブに行く時とほぼ同じ機材をすべて車に乗せて行く。
スタジオに着き1時間弱でマイクとかも含めてセッティングが終わった頃には、みのりんも到着。いつものように、ベースを仮弾きしながら、ドラムを録って行く。今回録るのは、「ふくらはぎ」と「Fifty-Fifty」の2曲。
「ふくらはぎ」は今回のバージョンで単純な3連リズムではなく、Hall&Oatesの「Man Eater」のような、ダッダッダッ ダッダッダダッ(って書いてもわからないか)っていうビートにマキゾエがアレンジを変えてきたのだけども、基本はシャッフルで、しかも四分音符=172(つまり1分間に四分音符が172個入るってことね。いわゆる「普通の」テンポは120)という高速なので、オカズとかをピタッと嵌めるのが難しい。
この段階ではっきり聞こえないような音は、上モノの楽器を乗せちゃうとまず確実に全く聞こえないので、出したい音が出て無い部分は録り直して行かないと後で失敗したー、ということになる。
前回(前々回?)のレコーディングから、Pro Toolsというコンピュータレコーディングを採用しているので、かつてのような"パンチイン-パンチアウト"ではなく、失敗した部分は後で録り直してMacで編集という流れになる。レコーディングエンジニアもどんどん職域というか、技術分野が変わって行くよね。まぁどんなエンジニアもそうなんだろうけど。結構何度も録り直してもらったら、後で編集するのに30分ほどかかってしまった。
「Fifty-Fifty」の方は、3連ではなくミドルテンポの16ビートで、そんなに難しくしたつもりはなかったんだけども、バンド内でいろいろつっこまれて、イントロとテーマとリフレイン部分とで、全く違うパターンにしてしまったので、やってみるとそうそう簡単ではない。
普通の16ビートの部分も、オカズにスネアのダブル--片手で2度連続して叩くことね--を多用してしまい、これをピタッと嵌めるのが楽ではない。こっちは後で聴いたら「しまったぁ」と思う部分がいくつか残ってしまったかも知れないなぁ。
ドラムを録った後、ベースを本録りして、11時前に一応終了、撤収。ギターとかキーボードは、メンバーのスケジュールが合わず、来週録ることになった。ま、これらがもしCDとして日の目を見るとしても、前回で足掛け4年かかってるから、今回はその1.5倍くらいはかかりそうだなぁ。
さて、もう1つ、休みの前の週にAmazonでHDMIマトリクス分配器って奴を買った。ブースデスクの15インチTVとPCディスプレイに、DVDレコーダーとBDプレーヤーをつないでいたのだけど、前から持っていたHDMIセレクタに入力し、HDMIスプリッタから2系統出力すると言うつなぎ方をしていたために、2つの画面のHDMI入力からは同じソースしか観れなかったんだけど、これを、別々のソースを観れるようにするためだ。
この手のバッタもん機器は、いくつかのベンダーが発売していて、以前に調べた時には、同じものが最安4,980円だったので躊躇していたんだけど、先日これが別のベンダーから3,980円で出ていて、これならいいかと--4,000円の心理的な壁ってなんとなくあるよね。今日見たら4,480円に値上がりしてたので、まぁラッキーだったのね--発注、つないでみたらなかなか具合がよい。
んで、以前から課題だった、スタジオ側の約8m離れたBDレコーダーで録画した映像を、ブース側の画面で観る、これ、スタジオの旧式のAVアンプからアナログでブース側のDVDレコーダーに出力し、ここからHDMIケーブル経由で画面に出力することで一応実現できていたんだけど、アナログを挟むとやっぱり少し画質が落ちるんだよね。なのでこれで余ったスプリッタをスタジオのBDレコーダーにつなげば、デジタルのまま観れるジャン、って思いついて、その接続のために10mのHDMIケーブルを追加発注していた。
ところが、実際やってみると、ブース側ではちゃんと観れるんだけど、スタジオ側の55インチTVが、4:3の横を縮めた映像になってしまう。どうもスプリッタからの出力が、480Pという、デジタルでは一番情報量の少ない信号になってしまうためらしい。
こりゃスプリッタを替えればうまくいくのかなと、調べてみると、近所の新座駅そばに店舗のあるPC-DepoのWebショップで、比較的安く売っているのがある。問い合わせてみると、店頭価格はWebより高いのだけど、特別にWeb価格で取り置きしておきます、と言ってくれた。
てことで、前置きと言うか、中置きが長くなりましたが、これをレコーディング翌日の火曜日に買いに行きましたと。結果結局同じ現象が起きてしまってダメだったのだけども、まぁ3,160円なら道楽の範囲ってことで。
んで、これを買いに行った火曜日は、カミさんが遅くなると言っていたので、BDで映画を1本観てから夕方ロヂャースに寄り、ニトリでデスクの小物を片付けるボックスを買い、PC-Depoに行き、それから新座駅のショッピングモールにある「王将」で、久々にBセットの餃子を腹いっぱい食べ、さらに帰宅後、いつものユーミンのシャングリラとか、Misiaの星空のライブとか、あと今週はTVドラマでもなかなかいいシーンがあったりして、それらを観たりしていたら、なんかもっともぼく的にくつろいだ感じで、やっと疲れも取れて夏休みを実感しました、ってお話でした。
この10mHDMIケーブルは、無駄に山形に行く前の日に届いたのだけど、同じタイミングで発注した、これまた急に思い立った懐かしのアルバム、Boz Scaggsの「Middle Man」--こんな往年の名盤のCDが、735円とかで手に入るんだもんね--は、せっかく長距離の車の中でガキどもに聴かせてやろうと思っていたのに間に合わず。
だけど久々に聴くと、やっぱいいね。すばらしい。てことでその2枚前のこれも名盤、「Silk Degrees」も発注。これらがこの夏休みをさらに気持ちよくしてくれた。
最終日はやっぱりBDで映画を2本観てしまって、やろうと思っていた新曲アイデアのまとめもできず、後から思えばせっかく暑い平日の昼間なんだから近所のプールにでも行けばよかったってのも忘れてて、そういう意味では不完全燃焼気味の夏休みだったのだけど、最後の2日がゆっくりできて、たまってた疲れが取れた感じがあったので、まぁよしとすることにする。
レンズが片方なくなった老眼鏡は、今日直って戻って来ました。木曜金曜と2日間の仕事リハビリもこなし、しょうがない、またしばらく労働中心の暮らしで行きますか。5日仕事、2日休みというペースが、半世紀生きてくるとちょっときつくなってくるんだよね。今年はシルバーウィークがほぼ全滅だしなぁ。次は年末のお休みですか。う~む。
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