まず、毎週毎週よく買うね、と言われるかもしれないが、今週買ったのが、Blootoothトランスミッターだ。しかもこないだBlootoothイヤフォン買い替えたばかりじゃん。うん、その通りなんですけどね。
いやま、別にすぐ使う機会があるわけではないし、無線で飛ばす必要もないのだけども、いまこのブログを書いている防音室のブースの真ん中にあって、ドラムの打ち込みの時とかに役立ってくれているRolandのOCTAPAD SPD-30。前に書いたけど優秀な機械で、これがあれば、もちろんツインペダルは使えなかったり、ホントのドラムとは演奏法も違ったりするけども、ほぼ「健康」の曲はやれるだろう、っていう、なかなかの愛いヤツなのね。部屋に置くとそれなりに場所は取るけども。
こいつを仮にライブで、と言ってもちゃんとしたステージとかではなく、「健康」のリーダー、マキゾエが、最近はわりに頻度高くピアノを演奏している祐天寺のやまだや酒店みたいなカウンターバー的な場所でもし、ドラムも入れてやらない?ってことになったら、っていう--まぁこれはそういう話も実際あったので完全な妄想ってわけでもないのだけど--仮定の話の下でね。
その場合当然電子機器だからアンプ的なものが必要になると。それをなるべく簡便にやるとしたら、我が家にも5Wほどの出力の小さなアンプ--この家を建てたときにブーランにお祝いでもらったやつ--があるから、これを持ってきゃいい話なんだけど、もっと小さい、Bluetoothスピーカー的なので済めば、さらに簡単に運べるじゃん、っていう、仮定に上に仮定を重ね、じゃあSPD-30の音をBluetoothで飛ばす機械ってあるのかな?って調べてみたらね。
あるんだね、いろいろと。しかも3,000円前後で、大人の遊びとしてはいい感じの価格帯だ。それでも小心者のぼくは、さすがにその妄想だけで3,000円払うのはなぁ、というので、2FのメインTVの音声が、ぼくの担当になっている洗い物をしている時に水音とかで聴こえにくいため、今は赤外線で飛ばすヘッドフォンを使ってるんだけど、赤外線は障害物があると聞こえなくなるので、ゴミ袋とかをキッチンの奥のユーティリティに取りに行くときに音が途切れる問題があり、Bluetoothならそれが解決できるかも、という希薄な理由をこじつけた。
んで、すぐにはポチらなかったんだけども、今週頭にFBを見ていたら、Amazonタイムセールの広告で、このBluetoothトランスミッターで、しかもaptXという遅延が少ないと言われる音声圧縮コーデックに対応している、Augustというメーカー--この手の機器ってホントこういう名も国籍も知らぬメーカーの独擅場だよね。いや、よきことだと思いますが--のMR270というのを、通常より800円ほど安く3,400円ほどで売っているというので、ついポチッてしまった。
水曜日に届いたこいつを、さっそく2FのTVに繋いで試してみたら・・・。今までBluetothイヤフォンって、主にランニングの時にスマホから音楽を飛ばして聴いていただけだったからほとんど気にならなかったんだけど、けっこう遅延が大きいんだね。0.2秒とか0.3秒くらい?
別に洗い物をしてる時に音声を聞くくらいのことなら、この程度の遅延はまぁどうってことはないけど、確かにこれはゲームをやったりするのは厳しいだろうね。ぼくはゲームはやらないけども、映画とかをちゃんと観てる時にこの遅延はしんどいなぁ。我が家にあるaptX対応イヤフォンと未対応イヤフォンで較べてみると、確かに対応の方がちょっとだけ早いけど、この差だとエフェクターでディレイかけた程度の違いで、対応してても相当遅れることに変わりはない。
そういう意味では今や時代遅れになった感のある赤外線ヘッドフォン、アナログだけに雑音が多かったり音質がイマイチだったりするけども、この遅延のなさってのは素晴らしいね。だから今だに細々だけども売ってはいる、ってことなのかな?
これじゃあもちろん楽器演奏には使えない。しかもキッチンからユーティリティまで行くと、直線距離で7~8mくらいだと思うんだけど、やはり音声がぶつ切りになってしまう。うーん、イヤフォン自体が小型で邪魔にならないってことはあるけども、これだとBluetoothに乗り替えるメリットはないな。てことで今週のおもちゃは、カミさんがドライヤーで髪を乾かす時に音が聴こえるように、っていう、超ニッチな用途にしか使えないことになりました。あーあ。
さて、本日2つ目の話題は日本語問題。てかこれは単に、そういうことが書いてある、「商品として売れる電子書籍の作り方」っていうサイトを見つけて、大変勉強になりました、って話なんだけどね。そのサイトによると、「汚名挽回」とか「全然」を肯定表現で使うとか、一般に誤りとされている用法が、実はそうではないと言う。
これは一部の辞書にも書いてあることらしいけど、「挽回」は「元に戻す」という意味もあるから、誤用ではないと。これはその辞書の編纂者の先生ご自身が、辞書の中だけでなくTwitterでもつぶやいておられるらしい。
また「全然」には「あますところなく、ことごとく、全く」と言った意味があり、戦前には肯定表現で使われるケースの方が多かったんだって。ただ、程度を表す言葉として、「とても」の意味で使うのは最近の俗用だそうで、「完全に正しい」の意味で「全然正しい」はOKだけど、「全然気持ちいい」は間違いなんだって。
これって前にこのブログに書いた、「可能性」を程度を表す言葉として使うのは実は間違いで、「蓋然性」という言葉が正しい、ってのと似ている。「可能性」はあるかないか、0か0以外かを表す言葉だから、「可能性が高い」という表現は誤用だって言うね。
もっとも「可能性」の方は、いまや「蓋然性」なんて言葉を使ったら明治の人かと思われるけど、「全然」の方は、ぼくらの世代でも違和感があるよね。このサイトの管理人鈴木将仁さんは、『言葉は時代とともに変わるものだから、文法的にどうかとか学術的にどうかではなく、結局、おかしいと感じる人がいるかいないかを基準に考えるしかない』という趣旨のことを書いておられる。なるほど。
だからつまりは、「汚名挽回」とか「全然正しい」とかってことを言う人に、それは間違いだと指摘したり、あいつバカだなと言ったり、そういうことは自分の恥さらしになるからしない方がいいってことだよね。
とにかく詰るとかディスるとか、そういう人として料簡が狭く汚いことは、なるべくしない方がいい。ネット炎上なんてまさに詰り、ディスりの付和雷同の最たるもんだけど、そういうのってみっともないよね。うーん、口には出さないないまでもつい、心の中では思っちまうぼくは、まだまだ器が小さいなぁ。
さてさて、みのりん教授もだいぶ回復してきて、連休明けにはリハ再開できそうな我々「健康」。今やってる曲作りの方も、だいぶ進んでまいりまして、今年のGWは9連休にする予定なので、出かける予定はあるし息子が彼女を連れてくるとか言ってるんだけど、そこで何とか仕上げられるかな。いいタイミングでございます。採用されればいいんだけど。
コメント