今週は書くネタないななんて思ってたら、まぁ関係ない人には全然関係ないんだろうけど、「影響が出た」という7万人のうちの1人として、この恨み言は書いとかないとねという事故が起きましてね。だって翌朝、東武も東京メトロも一言のお詫びもないんだよ。どういうことよそれ?
大体ね、東急とかはやっぱセレブの街を走ってるからなのか、サービスレベルが高いと言うか、柔軟だよね。ちょっと到着が遅れたら、本来次だった電車を先に発車させたり、特急や急行との待ち合わせ駅を臨機応変に変更したり。あれができないんだよねー東武には。そんなんだから東京の北西と北東方向は、いつまで経っても格が上がらないんじゃね?
地下鉄が県境を超えた和光市駅から乗り入れるって、実は多分他にはないんだけども、だからターミナル駅の池袋から11個もの駅を経てから地下鉄と合流するわけで、そうすっとその間で事故が起きる機会も多くなるわけじゃん?
こないだの水曜日に踏切事故が起きた成増駅も、和光市から池袋寄りに1つ隣の駅だから、まさにそれが起きちゃったわけだけども、--そうでなくても東上線って事故率が多分他より高くて、ま~ぁよくトラブるんだけども--そんな時に、東武鉄道ってびっくりするほど柔軟性がないわけですよ。
だって地下鉄に乗って和光市駅まで行っちゃえる人が相当数いるってことはわかってるじゃない。なのに和光市から終点の小川町まで、折り返し運転に切り替えるってことができないのよ。和光市駅は地下鉄の始発駅で大規模な車庫もあるから、車両の向きの変更とかの設備は整ってるはずなのに。
で東上線は止まっちゃって、10本に1本くらい、地下鉄が直通で乗り入れる列車のみ運行する、ってわけわかんない状況になる。乗り入れって最遠は森林公園までだけども、そんな列車はめったになくて、多くが川越市か、和光市からわずか3つ先の志木駅まで。そんなんで東上線奥地から通ってる皆さんは、どうやって帰ればいいのさ?
てことで当然のことながら、和光市駅の下りホームが運転再開待ちの人とかでごった返すことになる。和光市駅は東武では珍しく4つのホームすべてにホームドアが設置されたので、転落とかの危険性は少ないとしても、このせいで和光市駅に到着する地下鉄の列車の数を制限しなければならなくなる。
そもそも和光市始発って、有楽町線と副都心線が一部線路を共有しながら、代わるがわる発車するので、山手線東方のビジネス中心街にも、西方の池袋・新宿・渋谷にもどっちにも座って行けるって言う、他には埼京線と京浜東北線の大宮駅か、湘南新宿ラインと横須賀線--始発駅はバラバラなのかな?--くらいしかなく、しかも本数は格段に多い、東京のベッドタウンの中では稀有の穴場なのね。
さらに和光市駅は、乗り入れ駅、つまり地下鉄の始発駅だけども東上線としては途中駅だからか、かつての不動産のバイブル「住宅情報」でも始発駅扱いされておらず、その手の特集にも入らないと言う、多分唯一の知る人ぞ知る穴場中の穴場なんですね。
だから我が家は、むろんカミさんの実家が近いとかの事情もあったとはいえ、28年前に朝霞市--当初は住所は朝霞市だけども和光市駅の方が近い(つっても歩いたら10分ちょっとかかる)マンションからチャリ通いで、その後今の家を建ててから隣の朝霞駅が最寄になったんだけども--への転居を検討した時には、この始発ってのがちゃんと使えるのか、早朝に和光市駅まで行ってベンチに座って観察し、確認したりして、満を持して引っ越したのね。
おかげ様でそれ以来ずっと、会社が変わっても基本的に通勤は座って寝て行けると言う、ひと様から見ればその意味では贅沢な--まぁ価値観はいろいろだろうけども--環境を手に入れ、今となってはこれ以外はもはやあり得ない体になってしまった。
今は会社が代官山にあり、副都心線が渋谷で直通になった時には、おお、ついに長年狙ってた、乗り換えはないか、あっても隣のホームと言う好環境が整ったのね、ってことだったのだけど、帰りも渋谷駅でたくさんの人が降りるため、ほぼ100%の確率で座れる、つまり行きも帰りも座って寝て通えるという、多分世のサラリーマンの中でほとんどありえない楽チン通勤環境にいるわけですね。
だけど、この東上線の危機対応の弱さだけはもう困ったもんでしてね。しかも森林公園から横浜中華街まで、首都圏でも1,2を争う長距離の直通路線ともなると、そりゃあどこかでトラブる確率だって高くなる。さらに東武、東京メトロ、東急だけでなく、西武とみなとみらい線の計5社6路線が絡んでるので、新木場や西武秩父まで含めて、どっかがやられるとすぐ影響を受ける。
通常だと19:08代官山発の普通列車--もっと速く着ける急行もあるけど、座れないリスクが高いため--に乗り、和光市で乗り換えて20時には家に着く、ドアtoドアでほぼ1時間の帰宅経路が、水曜日は代官山駅の電光掲示板で事故があったのを知ってね。嫌な予感はしたのよね。でもまぁトラブったとしても、和光市まで着ければ我が家は歩いて帰れない距離じゃないし、時間はかかっても9時くらいには帰れるだろうと思ってたのね。
渋谷を過ぎた辺りでカミさんからラインが来て、いま副都心線の地下鉄成増駅にいて、今日はいつもは社交ダンス教室に行く日なんだけど、トラブってるから帰ると。なら車でどっかまで迎えに来てもらえるかな?おっとしまった、今日たまたま車検で車預けてたんだった!
んで最初はまぁ順調に進んでたんだけども、新宿三丁目の駅で、和光市行きだったはずなのが、電車が詰まってるので急遽当駅止まりにしますと。おおっと始まったぞ。上に書いた和光市駅ホームの人溢れが危険なので、各駅に電車が止まって進めない、いつもの事態の始まりだ。せっかく座れてたのにぃ。
だけどその後来た急行に乗ったら、ラッキーにも直通の川越市行きで、さらにラッキーにも座れた上、思いのほか順調に池袋まで行き、ちょっと待ったり途中で止まったりはしたものの、小竹向原までは着いた。ところがここから先が進まない。
小竹向原で10分くらい待たされた挙句、新しい情報が入りました、踏切事故の処理をするために、一旦停電させる必要があり、地下鉄も影響を受けるので、有楽町線・副都心線は地下鉄成増駅までの運転になりますと。復旧見込みは22時。この時点で20時半くらいだ。
しょうがない、じゃあ西武池袋線に出て大泉学園からバスか、と、小竹向原から分かれて西武線の練馬駅に乗り入れる西武有楽町線側のホームに並んだんだけども、待てど暮らせど電車が来ない。そしたら、各電車1駅進むごとに10分くらい停車している上、次の西武線方面の電車は、まだ5つ前の護国寺駅にいるので、西武線に行くお客様は池袋まで戻った方が早いですよ、とアナウンス。
なんだよぉ、と反対側のホームに移り、この電車も途中駅で少し待ったりしながら池袋に戻り、西武池袋線の準急に乗り換えて、大泉学園から朝霞行きのバスに乗る。このルート、知ってはいたけど実際に使うのは28年間で初めてだ。西武バスって前乗り後ろ降りで、最初に行き先を自己申告して運賃払うのね。迂回客が多かったからそうしたのかな?ウソの申告できるほど停留所の名前知らないしね。
結局家にたどり着いたのは22時半。3時間半ってなんだよそれ。大阪まで行けるじゃん。しかもメシ食ってないので超空腹だ。さらに家に帰ってみたら、長年の付き合いでいつも点検の時はキーの隠し場所が決めてあって勝手に車を持ってってくれるディーラーの営業マンO氏が、車検で一晩越しになるからと気を遣ってか、代車を置いてってくれているじゃあーりませんか。そんなこと一言も言ってなかったのに。
なんだ、それならやっぱ成増まで迎えに来てもらえばよかった。てか車があるならそう言えよな、かあちゃん。「だってなんか違う方向に行くって言うからさ」だって。もともと運転が好きじゃない上に超方向音痴、かつ機械音痴で今の車のカーナビもうまく使えないから、迎えに来てくれるにもなかなか腰が重い人なのでね。まぁしょーがないか。
というわけで最後まで我慢して読んでいただいた方、長ーい愚痴になってすみません。しかし埼玉奥地の皆様は、一体どうやって帰ったんですかね。朝霞なんてそん中じゃ全然近い方なんだけど、年寄りのワタクシはこの日は疲れて眠くなり、いつもよりちょっと早い時間に寝ることにした。ふぅ。小竹向原から戻るところから先は、ずっと立ちんぼだったしね。立って通勤するのって大変なのね。なんちゃって。スミマセン。
あ、関係ないけど、昨日の「空耳アワー」、久々に爆笑しちまったな。耳かき止まりだったけど、けっこうこれから「パン 茶 宿直」に続くくらいの再放送回数を記録するんじゃね?
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