この3連休は、どっか行こうかとも思ったんだけど、かあちゃんに忙しいと振られたので、特にイベントもなく、先週Windows10に上げた義父のサポートでまたちょっと実家に寄ったのと、ドラムの練習、レギュラーの買い物の他は、家での映画&ラグビー三昧となった。
なので今日はこのところ立て続けに発売された3つのお気に入りの音楽たちについて。と言っても前から既に彼女たちについてはぼくは大ファンだと何度も書いているので、あまり目新しいこともないかと思いますが、悪しからず。
まず、当初8月下旬と言っていたのが延期されて9月4日(Amazonから届くのは1日前の3日)になった、彼女の今年の活動はほぼこれのプロモーションのためだったとも言える竹内まりやの3rd Bestアルバム、「Turntable」だ。
3枚組のこのベストは、1枚目が過去のベストに入らなかった曲たち、2枚目がカップリング曲やアイドルたちに提供した曲のセルフカバー、3枚目がBeatlesを始め各種ジャズスタンダートやシャンソンなどの洋楽のカバーで構成されている。2枚目はああ、この曲も竹内まりやだったのね、の連続だし、3枚目なんかはもう完全に趣味の世界だ。達郎がよくやるやつというか、実際に「サンデーソングブック」の中での彼女の名物コーナー「まりやの課外活動」で演ったのを中心に集めたものだ。
1枚目はぼくが高校生の時最初に聞いた彼女のアルバム「On The University Street」の同タイトルの1曲目をはじめ、懐かしい曲のオンパレードなのだけど、中でも「関ジャニ」の彼女の特集での街頭インタビューで、好きな曲のベスト20にはかすりもしなかった「Oh No,Oh Yes!」を入れてくれたのがよかったな。彼女の不倫ソングの代表としては「マンハッタン・キス」があるけど、それと並んでぼくの大好きな隠れた名不倫ソングです。
んで、これと併せて、3月に放送された番組の完全版として、30分時間を増やして7日にNHK BSプレミアムで放送された「Music&Life~40年をめぐる旅~完全版」もよかったな。演奏映像は基本的に、去年の秋と、今年5月に2週間だけ上映されたシアターライブ「souvenir the movie」からの抜粋なんだけど、上記の「マンハッタン・キス」--いい曲だねぇほんと--のフルバージョンをはじめ、曲のパートを大幅に増やし、このブログでその映画を観に行った時に書いた「この映画は手元に持っておきたい。BDで出して欲しい」を半分実現してくれた感じ。
そして2つ目が、同日に発売になったMisiaの平成最後のライブBD、「平成武道館」だ。今年の4月26日~28日に武道館で行われたこのライブのうち、3日目の最終日をメインに、"Special"として2日目のものから8曲、計24曲を収録したこのBD、ぼくは彼女のLive DVD/BDは全部ではないもののほとんど持っているはずだけど、その中でもかなりいい出来なんじゃないかな。
前半のQueenのカバーも新しいし、何よりLiveとしては初めて(のはず)収録された、ぼくが去年発売されたすべてのJ-Popの中でNo1の楽曲なのではないかと思っている「アイノカタチ」が、やっぱいい。
しかもこの武道館のステージは、360度客席がそのまま生かされており、特に後ろの席はバンドのほんとにすぐ後ろに最前列があって、Misiaが時おりそこに行くと、文字通り手が届いている。あの席で観た人はエキサイトしただろうなぁ。
メインの3日目のライブにはMisia本人とプロデューサのコメンタリー音声が入っていて、彼女自身もこのライブはいいライブだった、本当に楽しかったと言っていた。最後なんかライブのクローズ用に会場内に流されたBGMに合わせてMisiaがまた「アイノカタチ」を歌いだしちゃって、それにバンドがまた合わせて演奏し、観客も大合唱という。この場に一緒にいて感動を分かち合いたかったなぁ。
てことでこのところの週末深夜は、竹内まりやのBS完全版と、Misia「平成武道館」が個人的にヘビロテになっております。
3つ目は毛色がだいぶ違うのだけど、今週17日に届いた上原ひろみのソロピアノアルバム「Spectrum」だ。このところドラムSimon Philips、ベースAnthony Jacksonと組んだトリオでの活動が続いていたけど、今回は完全に彼女1人。10年前の2009年にも「Place to Be」というソロアルバムを出しているけど、彼女自身、10年に1度くらいはソロで出したいって思ってたそうで。
各種ドラマが次々と最終回を迎え、TVではしょーもない特番やレギュラーバラエティの拡大版が多くなるこの時期、時間ができたので、最近では珍しく、デスクに座って音楽だけをじっくり聴くってのをやってみたんだけども、いろんな「色」がテーマというこのアルバムは、なんつーか、彼女の表現力の幅が、とんでもなく広がってきていることが実感できるというかね。
マイナーでハイテンポな曲での緊張感の高さから、メジャーな曲での明るさ、楽しさ、スローテンポの曲でのいろんなタッチのしかたによる優しさや切なさ。ライナーノーツ的な普通の書き方で申し訳ないけど、それ以上言いようがない。ピアノという楽器を知り尽くし、極め尽くした--とは彼女自身は思ってないだろうけど--「世界の」Hiromiの真骨頂というか。
なにせグラミーをはじめ各種の賞やランキング1位を取り、世界に認められている日本人のトップミュージシャンって今彼女くらいで、というかそんなミュージシャン--特に、曲のよさだけでなく、圧倒的なスキルに裏打ちされた演奏そのものが評価されているという意味では--って多分かつていなくて、その彼女が39歳とまさに脂が乗り切った時期にレコーディングしたものだからね。
彼女はまだまだ進化していくんでしょうかね。楽しみだなぁ。
なんだかぼくが「出れば必ず買う」数少ないミュージシャン--上原ひろみの場合(Misiaも映像作品でなければ)はサブスクでも配信しているにも関わらず--のうち3人が、この9月上中旬に一斉に作品を出してくれちゃったもんだから、つい嬉しくて書いてしまいました。
一応各ジャケ写からAmazonにリンク貼っときますが、どれも買って損ないと思いますよ。
さてさて、楽しみにしていたラグビーワールドカップ、いよいよ始まりましたねぇ。前に書いたかもしれないけど、ラグビーって、野球はもちろんのことサッカーよりも、多分観ていて最も面白いスポーツだと思っていてね。4年前の南アフリカ戦の時は、翌日早くから出かける予定だったのに、つい深夜まで興奮して観ちゃったからなぁ。日本代表、幸先いいぞ。このままベスト8まで行ってほしいなぁ。がんばれ!
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