また緊急事態宣言が発令されることになりましたなぁ。どうもこりゃ、早くワクチン接種を進めてくれないとらちが明かないね。今年のGWも、我が家は今のところ特に出かけることはなく家に籠る予定。県内のどっか緑の多い場所に行って、ちょっと散歩してくるくらいはやろうかな。
今週はまぁ興味のない人は完全にスルーしてもらっていい、PCやスマホのテキスト読み上げ機能についてのお話。しかもスマホって言ってもAndroidだけの話なので、iPhoneユーザーには--全部ではないかもしれないけど--あまり関係ないかもです。スンマセン。
先週孫に会いに行く前に、カミさんから「テキストの読み上げって簡単にできないんだっけ?」と訊かれた。聞けば彼女はこのところ仕事が忙しく、水曜日だけ大学や専門学校の講師の仕事をしているのだけど、学生に書かせたレポートに目を通す暇がないと。
で、茨城までの行き帰りの車の中が暇なので、でも文章を読むと酔って気持ち悪くなるので、テキストを読み上げてもらうことはできないかと思って、とのこと。テキストはExcelのセルに学生ごとに落としてあり、1人1行で並べられていると言う。
いったん「えー、知らないなぁ。無料のアプリとかだと難しいんじゃないの?」と答えたものの、我が家内だけでなく両方の両親--というか主に父親たち--のサポートセンターをなんとなく引き受けさせられている責任感(?)もあり、一応調べてみた。
結局カミさんは、レポートの一部にはそれなりに指摘やコメントを入れないといけないし、読み上げだけされても難しいだろうってことで、なんとか茨城に行く前までにすべてに目を通したらしく、結果車の中でこの機能を使うことはなかったのだけど--なら最初から訊くなって話なんだけど--それほど深くはないものの調べてはみちゃったんで、記録の意味でブログには残しておくか、ってことでね。
まず調べたのは、PC--カミさんのメインマシンの比較的大型のノートPC(ツクモeXcomputer N1502K-720/T)--を持って行くのは邪魔くさいだろうと思ったので、スマホから。これは検索してすぐわかったのだけど、AndroidでもiPhoneでも、デフォルトでその機能は提供されているとのこと。あ、そうなのね。
Androidでは「Googleテキスト読み上げ」という機能(アプリ)があり、<設定>-<ユーザー補助>-<選択して読み上げ>を選んで[ON]にすると、Androidのバージョンによるが、画面右下に人型アイコン、もしくは吹き出し型のフローティングアイコンが現れる。これを押すと現れる再生ボタンを押すと、それだけで読み上げが始まる。
この読み上げ品質はかなりよく、訛りはもちろんあるが、聞き取りにくいと言うほどのことはなくて、普通に使える。Chromeで例えばこのブログのテキストを読ませると、内容が理解できないと言うことはない。もっともこのブログは、基本的に一つ一つの文が長いので、耳から聴くと普通に意味を取るのが大変、ってのはあるけど。スンマソン。
ところがね、これはちゃんと追っかけてみたわけではないので、やり方はあるのかもしれないけど、この「Googleテキスト読み上げ」では、Googleが提供しているアプリ以外--なのかどうかもきちっと確認したわけではありませんが--の、アプリの中に書かれているテキストとかは、読ませることができないようだ。
例えばWordやExcelの画面を読ませると、それぞれの画面上のコマンドアイコンやファイル名なんかは読んでくれるけど、肝心の本文やシート内に書かれたテキストなんかは飛ばされてしまう。これだとカミさんの目的には合わない。
んじゃスマホ版のWordやExcel自体に読み上げ機能ってないんだっけ?って調べてみたら、あるんですねぇ。但しWordだけみたいで、Excelには、ぼくが使っているVersion1.0.1ではちょっと探した限りないみたいなんだけど。
Wordでは、ファイルを開いて、メニュー右端のその他メニューアイコン(縦3つの点々が並んでいるアイコン)を選ぶと、画面下方にメニューが表示され、その中の「読み上げ」を選ぶと、見事に書かれているテキストを読んでくれる。
これも品質は悪くなく、基本普通に聞きとれるが、スペースを無視するようで、例えば「住所:東京都」とコロンなんかを挟んであれば、「じゅうしょ とうきょうと」と間を開けてくれるが、「住所 東京都」となっていると、「じゅうしょとうきょうと」と続けて読んでくれちゃうので、ちょっと聞き取りにくいとかって言うのはある。ここは--これもちゃんと検証したわけじゃないが--「Googleテキスト読み上げ」の方が優れているようだ。
んで、その時点ではいったんカミさんに、そのレポートのファイルをWordにそのままコピって、Google Driveとかに上げて、スマホのWordで開けばできそうだよ、って伝えてたんだけど・・・
念のためPC版のExcel(我が家のバージョンはOffice Professional 2019)にそういう機能がないのか調べてみたら、なんと!あるんですねぇこれも。
ファイル名とかが表示されている一番上の枠の左端(クイックアクセスツールバー)の右端にある横線と▼が組み合わさったアイコン(<クイックアクセスツールバーのカスタマイズ>)をクリックして<その他のコマンド...>を選び、[コマンド選択ボックス]で<すべてのコマンド>を選ぶと、下のボックスに全部のコマンドが現れる。
これを下へスクロールして、<セルの読み上げ>と<セルの読み上げ-セルの読み上げを停止>の2つをそれぞれ選び[追加]ボタンを押して[OK]すると、クイックアクセスツールバーにこの2つのコマンドアイコンが追加される。
こうしておいて、読ませたいセルを選択し、[セルの読み上げ]ツールをクリックすると、おお、ちゃんと読んでくれるじゃないですか。複数セルにまたがって選択しても、左上から右、次にその1行下を左から右、と言う順で読んでくれる。あらま、こんなツールが用意されていたのね。Excel2003以降では同様の機能があったらしい。
但しこの読み上げ機能は、「Googleテキスト読み上げ」やスマホ版Wordの読み上げ機能に較べると、かなり訛りがきつく、聞き取りづらいし、漢字の読み間違いも多い。通常Excelだとセルに長い文章を書くと言うことはないから、セルごとにぶつ切りで読んでくれる分にはそれほど困らないかもしれないけど、長文は厳しいだろうなぁ。
ちなみに同様の機能はPC版のWordにもあり、同じような操作でクイックアクセスツールを追加できるのだけど、こちらの読み上げ精度もExcelとほぼ同様。Wordは文章を書くのが前提だから、実際読ませてみると、書かれた文章を見ずに音声だけ聞いていると、認識できる率は7~8割って感じだね。特に漢字の読み間違いを頭の中で変換しながら聞くのがしんどい。
てことで、スマホでは、Excel以外ではかなりレベルの高い読み上げをしてくれるってことと、実用レベルかどうかは「?」がつくけども、PC版のWord、Excelでは曲がりなりにも読み上げができるってことがわかった。なるほどね。まぁでもぼく自身が使う必要に迫られることはないような気がするけども。よっぽど緑内障が進んで視界が狭くなって、みたいなことでもない限り。
以上、突っ込みは浅いですが、スマホとPCオフィスの読み上げ機能について調べた記録でした。
コメント