今日は天気が良くなったので、COOLPIX P80を持ち出してチャリンコで近所を回って写真を撮ってみた。
まず感じたのは、広角側の撮影範囲の広さかな。性能的には35mm換算で27mmという数字で、人間が視線を移さずに意識できる視界よりははるかに広く、今まで使ってたカメラとはだいぶ違う感じ。
そしてそこからぐっと寄る18倍Zoomの威力。これはやっぱ面白いですよ。
近所の図書館で、同じ位置から撮ったこの2枚の写真、そして、通常はあり得ない、この「止まれ」の標識への寄り。こんなのってなかったよね、これまで。 他人様の家のハナミズキの花[冒頭の写真]なんかも、塀の外から大写しで撮れる。信号に画面いっぱいに寄った、こんなフシギな写真も撮れる。ちょっとピントがぼけちゃったんだけどね 。
近所の空き地に咲いていた雑草をアップにして撮った下の写真、これもマクロで寄ったわけではなくて、2mくらい離れたところに咲いていたのを、 テレ側で絞りを一番開いた状態にして撮ったもの。F5でもこんな風に背景をぼかした写真が撮れるんですね。
昨日も書いたけど、軽さ、持ちやすさは申し分ない。そして、モードダイヤルやマルチセレクター(上下左右カーソルキー)とは別にコマンドダイヤルっていうのが設けられていて、これを使って各種優先モードの時にシャッタースピードや絞りの値を変えるインタフェースも、とても使いやすい。まだメニューのどこに何があるか、慣れていないので戸惑ったりするけど、慣れれば間違いなく使いこなせる感じがする。
前のカメラF50fdはちょっと癖があって、モードダイヤルとメニュー操作を併用しないと、シャッター優先や絞り優先のモードにできなかった。これはUIとしてはかなり失敗だと思う。後継機種 F100fdではモードダイヤルを完全になくし、メニュー操作だけでモードを選ぶようにしたみたいだけど、まぁUIに統一感をもたせる意味では正しいとは 思うけど、カメラとしてはどうなんだろうと思う。モードダイヤルっていうもう50年は経ってるレガシーI/Fは、大変優れたわかりやすい、カメラ"らしさ "にはなくてはならない大発明だよね。それを無くすってのって...??
それと、意外と使えて嬉しかったのが、今までのカメラでは経験のなかった、最速13コマ/秒、連続30コマの連写機能。こいつを使うと、娘のチアダンスやバレエのような、動きが速くかつキメが一瞬の被写体を、この写真のようにベストなタイミングで撮ったものを選べる。秒3コマくらいの連写だと、こういうタイミングにはよっぽどのラッキーがない限り合わないんだよね。高速連写だと画像サイズが3M以下に限られちゃうんだけど、2Lサイズくらいの印刷なら全く問題ない。毎年作るカレンダーのA4サイズにも多分耐えるだろう。連写の場合ISO感度が自動的に高くなり、この写真はバックに明るい窓がある屋内という、よくない条件だったこともあってか、1600になったんだけど、さすがに少しノイジーではあるものの、そこそこうまく収められてるよね。
細かいところでは、ホワイトバランスのプリセットマニュアル機能が嬉しい。ブログ用の写真って、 夜自分の机の上で白熱灯の明かりを強く当てて撮るケースが多いんだけど、普通の白熱灯用のホワイトバランスでは足りなくて、赤っぽい絵になっちゃう。これを、その条件下で白い紙を撮影することで、きちっと合せてくれ、その設定を保存しておける。このホワイトバランス設定で、白熱灯下でマクロで寄って撮ったのがこのスヌーピーの写真。これのISO感度は600。このくらいだとほとんどノイズはわからないと思うけど、いかがでしょう。
今んとこちょっと不満があるのは、もうちょっとちゃんと確認してみようと思ってるけど、液晶モニタが少し赤色寄りになる感じがすることかな。取れた写真はちゃんとしてるんだけど、青空をバックに梢の葉っぱを撮るときとか、ちょっと違うイメージの絵が見える。あと、レンズは期待したほど明るくはない感じ。まぁ補正が効く範囲ではあると思うけれども。
それから、マクロで最小1cmまで寄れるんだけど、そのためにはちょっとだけZoomした状態にしなきゃいけなくて、その操作が面倒なのと、そのために絞りを最大(F2.8)にはできないこと。そして電池の持ちはあまりよくはないかな。まぁずいぶんたくさん撮ったし、スイッチOn/Offを繰り返したから、仕方ないのかもしれないけど、昨日いっぱいに充電した電池が、今の時点でまだ使えてはいるものの、残量少ない表示がずいぶん前から出ている状態だ。
まぁでも、結構満足度高いぞこれは。29日は天気よさそうだから、どっか緑の多い所に行ってみようかな。3日からの伊豆小旅行も楽しみになってきた。
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