先々週に書いた男と女の記事で思い出したこの本、実は恥ずかしながらブームになった2000年当時、なんかベストセラーって言われると意味不明な意地張っちゃって、読まなかったのだけど、ちょいと読んでみる気になった。
うちのカミさんはジェンダーなんかが専門で大学や専門学校で非常勤講師をしてるような人だから--っつても本人、別にちっとも怖い人ではないのだけど--この手の本はある意味資料として読んでいて、彼女の本棚の前後2列に本が並んだ奥の方から引っ張り出してきたら、マーカーが引いてあったりページの角が折ってあったりする。
そういえばその時もやらされたな、でも中身はまるっきり憶えてないけど、っていう、男度女度テストを、8年ぶりにやってみた。
結果は120点。男性はだいたい0~180点、女性は150~300点の範囲に入るということで、まぁ普通の男性ってことだろうか。本を読んでいて、自分は少し女性寄りかも、と思っていたんだけど、平均よりはやや女性寄りではあるものの、女性の最低点よりは下なんだね。
カミさんが自分でやった計算メモが書き込んであって(こういうところが彼女らしい・・・というかこれは女性らしいと言ってもいいのかな?)、それによると230点とのことで、女性点の範囲のちょうど真ん中くらいだ。
確かに地図を回さないと読めなかったりとか、車庫入れが苦手だったりとか、失せモノ探しが得意だったりとか、口に出してモノを考えたりとか--とにかくほぼずっと、一人でもなんかしゃべってる人なので--はこの本にある女性の特徴にぴったりだけど、我が家の場合、細かいことに気づいたりするのはどっちかっていうとぼくの方だし、一度にいろんなことをやるのは、彼女もぼくもそんなに得意不得意の差はないと思うんだけどな。
だけどこういう、科学に裏打ちされた本が、男女の脳の特性を明らかにし、冷静な、客観的な事実として、男女というのは異なるものなんだということを語るのは、古くはウーマンリブとか、男女平等主義とか、言ってることは半分くらいは正しいのだけど、どうしても感情的になったり精神主義になったりして、現実を歪曲しがちなある意味宗教団体に近い"村"的高揚を、平然と一蹴してくれるところが、大変に清々しい。
でもこの本、セックスについてページ割きすぎじゃね?なんか同じような趣旨がなんども出てきて冗長だし。この手の欧米の翻訳本って、なんかこういうことよくあるよね。
最近仕事が適度に忙しくて、アドレナリンなのか男性ホルモン・テストステロンなのか、けっこう出てる感じで、相変わらず名前や記憶がなかなか出てこなかったりするけど、精神的には安定してる。やべ。禿げるかな?
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