これは正確には先週のこと、というか予約そのものはもうGW翌週に取ったから、1ヶ月近く前のことなんだけどもね。
夏はこのところ、主としてカミさんの仕事の都合で、お盆週に休みを取っている。ぼく自身はそんな混んでる時にわざわざ行かなくてもいいんだけども、こればっかりは致し方ない。
去年は行きたい場所リストに入っていた岩手の遠野に行ったんだけど、残念ながら天気はずっと悪く、まぁそんなに景観とか森とかを求めて行ったわけではなかったので、その意味ではよかったものの、せっかく東北まで行ったのに、東京も22度とか25度くらいしかない涼しいお盆で、避暑ということではあまり意味のない休日になった。
今年の夏は暑くなるって言うんだけど、5月はずっと高温で、梅雨に入るのも例年より早く、このまま前倒しで暑さが進んでしまうと、お盆のころにはもう秋風が、なんてことになりかねないのだけども、やっぱ夏と言えば北へ行くか高いとこに行くかだ。
過去これも荒天でロープウェイが止まってしまい行けなかった木曽駒ケ岳にまたチャレンジしてみようかなぁ、なんて考えて、そう言えばロープウェイの終点、千畳敷と呼ばれる標高2,600mの登山拠点に、「ホテル千畳敷」って言う日本一高い場所にあるホテルがあったよなぁ、って思い出して、今からなら取れるかと見てみたら、超人気のこのホテルのこと、もうお盆時期なんて丸っきり空きがない。
んで、どうも半年以上前から予約取れるみたいなので、ここは来年(?)挑戦するとして、そう言えば「高いところにある温泉」っていう観点で宿を探したことってなかったなと思ってね。最近行ってないけど、過去何度か行った美ケ原の「王ヶ頭ホテル」も標高2,000mくらいあったな、でもあそこは温泉じゃないんだよね、とか考えながら・・・
検索してみたら、「年間通じて営業している温泉としては日本で最も高い場所にある」っていう、木曽御岳の、もう9年前に家族で行った時に書いた学生時代の思い出の場所、開田高原の反対側にある、濁河(にごりご)温泉っていうのが、御岳の7合目、標高1,800mという高地にあると言う。宿も数件あって、いずれも口コミ評価がかなり高い。
これだ!ってんで、じゃらんの評価上位から予約にチャレンジしたら、口コミ総合最上位4.7点の宿とその次の宿はダメだったんだけど、3位--とは言え4.5点という高得点--の「旅館御岳」というところは、ピーク時期なのでネットでは予約できなかったんだけども、直接電話したら、スポーツ合宿の団体さんが泊ってる予定だけどいいですか?と言いながら、洋室はダメだったけど和室なら取れた。(冒頭の写真は「旅館御岳」さんのページからお借りしました。)
しかしこの温泉、じゃらんに載ってる6軒の宿が、全て総合4.0点以上っていう、この高さは珍しいんじゃないかな。そもそもロケーションと、どの宿も源泉かけ流しと言う豊富な湯量の温泉が、ベース点を上げてるんだろうな。アスリートたちの高地トレーニング拠点として有名で、スポーツ施設なんかが充実しているらしい。
ここはもちろん御岳への登山口の1つなんだけど、御岳って言えば2014年に噴火して、戦後最多の死者を出した活火山。だけど去年の8月には、警戒レベルが最低の1に下がったらしく、もう客足も戻っていると言う。もっともあの噴火はいわゆる水蒸気爆発ってヤツで予測が難しく、あの爆発の時も警戒レベルは1だったらしいんだけども。
んで、それから観光情報をじっくり調べ、もちろん御岳に登るつもりはないんだけども、この温泉近辺には結構名所になってる滝が複数あるらしいとか、森の中にハイキング路なんかが整備されてるらしい--ネットで調べてもマイナーなだけに情報が少ないんだよね--とかがわかり、2日目はこれらを歩いて楽しめそうだとわかった。
んで1日目、3日目にどこに行くとか、どピークの中央道なので、過去奥多摩経由で渋滞回避したルートをもうちょっと詳しく調べて、大月インターから乗るルートにチャレンジしてみようとか、帰りは以前一度使った県道35号線がやっぱり正解だったんだなとか情報を集め、最近の旅ではいつもやってる想定時刻入りの旅程を作ったのが先週。
想定時刻なんて言うと、時間通りに行動できないとイライラするちょっとめんどくさい人だと思われるかもしれないけど、ぼくは別に、多少想定とずれてもまぁそんなもんか、って感じだし、そもそもぼくの想定がそんなに大きく外れたことはないし、外れてもある程度余裕を見てるんで、基本致命的なことにはならないのでね。って自慢入っちゃってますが。
この温泉は高地だけに星空が素晴らしいらしく、宿がやっている「星浴ナイトツアー」なんてのがあるとのこと。そういえば前に白馬栂池高原に行って、同じような近距離バスツアーみたいのに参加した時は、これまた天気が悪くてあまり星が見えなかったなぁ。だけどあそこよりは標高が1,000mも高いからね。期待できそうだ。天気がいいといいなぁ。
さて、話は変わるけど今週月曜日、予期しない不在通知メールが届いた。ヤマトはそういうメールが届くようにできるので設定してるんだけど、最近の宅配は、ネットで物を買った時がほとんどだから、あれ?ってなって。帰ってみたら不在配達通知がポストに入っており、ご依頼主は先々週書いた、亡くなったM先輩の、形見分けのスネアをお送りいただいた奥様だ。
何だろうと思って、翌日夜に時間指定して届けてもらったら、スネアの裏側のヘッド(皮のことね)を締めるためのフープ(輪っか)で、それもYAMAHAの黒いウッドのビンテージタイプの、箱に入ったままの新品だ。
メッセーカードが入っていて、このフープは、M先輩が亡くなる3ヶ月ほど前に、もう大腿部骨折でドラムなんか叩ける状況じゃないのに届いて、介護でしんどかった奥様は、なんでこんなものを、とお怒りになったと。だけどM先輩は、後輩になるべく良い状態にしてドラムを譲りたいと思って発注したんだとおっしゃったと。
で、どうやって使うものか自分はわからないけども、夫の希望なので、どうぞお受け取り下さいと。夫は音感のみんなが大好きで、みんなのことを話す時、本当に幸せそうだったと。素敵な音楽仲間に恵まれ、幸せだったと思うと。
なんという愛、そしてご夫婦共々、なんという優しさ!ホントに頭が下がるし、泣けてくる。なにせぼくは奥様と直接面識がないのよ。なのにこんなに長いメッセージを頂いて。これは速攻お礼状でしょう。ってことで翌日朝に送って、さてさて、またスネアいじりのバリエーションが増えたぞ。こんな木の輪っかが、と思うかもしれないけど、1万円以上する、けっこうなお値段なのよこれ。いやらしい話で恐縮ですが。
ウッドフープだとサイドスティック(スティックを寝かせてフープをスティックの横でカッカッって叩くやつね)が音が出なくなっちゃうので、なかなか悩ましい。今回スローテンポ/バラードの位置づけになる曲ではサイドスティックは使わないのだけど、他の某曲で結構多用するのでね。
15日に最初のリハを迎える「健康」、今日も汗かいて練習したんだけども、スネアについては、もうちょっとどの機材をどう使うか悩んでみます。
しかしラグビー日本代表は本当に一皮むけたと言うか次元が上がった感じがするね。来年のワールドカップが楽しみだ。なんでサッカーはああいう風に行かないかね。まぁラグビーは半分外人部隊だとは言え。
ついでに10年前に尾瀬に行った帰りに買ってきたゆりが、今年もけなげに花開いたので、写真載せときますね。
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