うーむ、我々の青春時代のリスペクト・アーティストが、次々に亡くなってしまいますなぁ。今度は日本の押しも押されぬトップドラマーだった村上"ポンタ"秀一さんの訃報が、月曜日に明らかになった。まだ70歳の若さだ。
ポンタさんについては、以前にボーカリストのTinaと組んだユニット「Tina-Pon」のライブを観に行った時にこのブログにも書いたけど、ぼくは学生のころからずっと、ドラムスティックはPearlのShuichi "Ponta" Murakamiモデルを使い続けているくらいに、ドラマーとして彼をリスペクトしていたし、大好きなドラマーの1人だった。
もっともある人の書き込みによると、ポンタさんご本人は、Pontaモデルのスティックを使っていると言うと、Pearlのは良くないから自分が使ってる他のメーカーのを使え、と言ってストックの中から1セットくれる、というのが定番になっていたようだけど。
彼の演奏もまた、なかなかそのままコピーするのはしんどいテクニックが満載だった。ぼくが個人的に一番印象に残っているのは、学生時代にEPOの「無言のジェラシー」という、彼がドラムを担当したミドルテンポの名曲をコピーしたんだけど、その基本パターンが、右手でフロアタムをドン・ドドドン・ドドドン・ドドドンと三連で叩きながら、その他の手足は普通に8ビートという、地味だけど技術的には超ハイレベルのもので、これを安定して演奏するのが難しくてねぇ。
これについては、後にブーランが一緒にバンドをやったりしてお友達になったEPOさんご本人と、数年前ブーランのお父様の葬儀の時にお目にかかる機会があって、その時にあれが大変だったんですよー、という話をした記憶がある。EPOさんご自身は、へー、そーなんだー、って感じだったけど。ポンタさん、安らかにお眠りください。
さて、今日のメインの話題は掃除機を買った話。何度か書いてるけど、我が家は息子がH社家電子会社の掃除機の設計部署にいるので、基本、新たな機種が出て、息子が設計に関わっているということだと、特に必要でなくてもこれまでも買ってきている。親バカと言えばその通りだ。
一昨年の2月に、息子が入社以来初めて、設計主任的な立場で設計した「ラクかるスティックPV-BFL1」というスティック型掃除機を買った--ほぼ出たてだったので64,000円ほどとかなり高価だった--のだけど、この機種、その後かなり売れて、息子は会社で何かの賞をもらったらしい。1.4Kgという軽量設計で、しかも手元側に重心があるので、特に階段なんかの掃除がやりやすく、吸引力も電池の持ちもそこそこなので、十分家のメインの掃除機として使える。
これを買って以来我が家では、2Fのリビング・ダイニングはロボット掃除機「ミニマル」で週2回くらい、それ以外の場所はこの「ラクかるスティックPV-BFL1」で日曜日に掃除する、というのが慣習になっている。
んで、この件は父としての思い他いくつかの事情がありこれまで書かなかった--いずれ機会があったら書きますが--んだけど、いろいろ紆余曲折あって、娘がいま我が家からチャリで7,8分くらいの場所にアパートを借りて住んでましてね。ちょっと前に、使ってた掃除機が壊れたってので、我が家にあった、息子の就職後最初に買ったH社の普通のコンセント式の掃除機を貸してやってたんだけど、ならこのスティック掃除機のシリーズをもう1台買って、「PV-BFL1」をあげようか、その方が使い勝手いいし、ってしばらく前からカミさんと話していたのね。
そしたら先日、「ジャパネットたかた」が、このスティック掃除機の最近の機種のメイン部分と、上位機種のヘッド部分を組み合わせた「PV-BHL2000J」という特別仕様のを売り出してね。しかも同時に古い掃除機を、壊れてても構わないので、期間限定で25,000円で下取ってくれると言う。我が家には息子が今の会社に入る前に使っていた掃除機が今だに物置にあるので、それならスタンドとかの付属品がついたバージョンでも差し引き38,000円弱ってことでかなりお得だ。
息子にこれってどうよ、って訊いたら、「PV-BFL1」の設計を引き継いだ部分はもともと自分の設計だけど、それ以外のところにはそれほど深く関わっていないと言う。うーん、それだと我が家としてはあまり買う意味がないよなぁ。ジャパネットには「PV-BFL1」をかなり売ってもらった手前、あまり強気には出られないらしく、いろんな販売チャネルとの軋轢を避ける意味で、こういう特別仕様の機種を提供したらしい。
先週茨城に行った3月14日は、たまたま最新機種「PV-BL30H」の発売日で、店頭に並んだのを見に行くってので、五月人形を見た帰りにケーズデンキの日立店につきあったのだけど、今の最新機種はもはや1.1Kgという超軽量レベルの戦いになっているようだ。で、息子に言わせると、この新機種の前身となる機種、「ラクかるスティックPV-BL20G」が、もう店頭在庫だけになっているのだけど、かなり安くなってるのでお得だと思うよ、とのことだ。
調べてみるとこの機種、カードで買っても29,800円と言う水準まで下がってきており、いまスティック掃除機だけでなく、全掃除機の中でもっとも売れ筋になっているらしい。重さは1.3Kgと最新機種よりは少し重いのだけど、「PV-BFL1」の1.4Kgでカミさん的にはもう十分に軽いと言うので、そこは問題ない。
去年の同じ日に発売されたこの「PV-BL20G」は、初号機「PV-BFL1」に対して少し軽い機種をSharpかなんかが発売してきたので、それに対抗してさらに軽くし急遽市場に投入したもので、一昨年の暮れから去年の初めにかけて、息子が残業を重ね、必死こいて設計し直して作り上げたもののようだ。これだったら俺が全部の設計に噛んでるよ、と。
よしわかったと、息子の家に戻ってベビーアートの写真を撮り、先週のこのブログを書いた後、カード最安のショップの中では最も信用できそうなJoshin Webに発注して、今週の火曜日に届いた。色はホントは赤がよかったんだけど、赤は廉価版の機種のみで、「PV-BL20G」にはベージュしかないってことだったので、そこはやむを得ない。
この「PV-BL20G」、約100g軽くなった他にも、ターボスイッチで一時的に強運転できるとか、ヘッドは「パワフルスマートヘッドLight」って言うのになって、LEDランプがついて掃除する先を照らしてくれたり、ヘッドを引いた時にゴミを蹴散らしてしまうのではなくうまく吸うようにした機構を搭載しているなど、いくつかの点で進化している。
冒頭の写真で、右が旧機種「PV-BFL1」、左が今度買った「PV-BL20G」だが、見た目はパイプ部分とヘッドの上部がベージュ色になった他は、ほとんど変わらない。実際使ってみると、重さの違いはよほど慎重に較べてみないとわからないが、ヘッドは同じ自走式なのに、よりスムーズに前に進んでいく気がする。
昨年秋に発売された最新の1つ前の機種「PV-BL2H」のヘッドは、息子が主体になって設計したとのことで、LEDの照らし方や、その他いくつかの点でさらに改良されてるらしいのだが、大きな声では言えないが、そのヘッドを内緒で貸してあげるよ、と息子が言ってくれたので、今度それも付け替えて試してみよう。
てことで、+1-1なので今回は台数こそ増えていないが、また息子の関係したクリーナーを買ってしまった話でした。「PV-BFL1」は、娘が木曜日に晩飯を食いに来た後に、嬉々として持って帰りました。
TBSに入社したブーランの息子J君は、先日の震災10年目の日に放送された「音楽の日」の技術を担当したそうで、エンドロールで名前が表示されていたけど、まぁどこの家も自分の子供の活躍ってのは嬉しいもんで。
今回のこの「音楽の日」は、ぼくの好きなMISIAや小林武史さん系のミュージシャンがたくさん出ていて、4時間の音楽番組は通常録画したものを飛ばし飛ばしで1時間くらいで見てしまうところを、見所が多く観るのに2時間半くらいかかった。特にMISIAが自衛隊松島基地で歌った「明日へ」の一番最後、超ロングトーンのタイミングに合わせてブルーインパルスがゴーっと飛び過ぎていく様子は圧巻でした。
うちの息子もJ君も、これからもいい仕事をして下さいね。
ババにも軽い掃除機買ったあげたら?
投稿情報: タコ兄 | 2021/03/20 19:44
いいけどダイソンのを気に入って使ってるんじゃないの
投稿情報: tacovo | 2021/03/20 19:48
ダイソンは食卓周りにしか使ってない。家の中は昔の赤いやつ、二階はもっと前のやつ
投稿情報: タコ兄 | 2021/03/21 11:37