近ごろは新しい音楽はほとんどGoogle Play Musicで聴いちゃうので、世の中の趨勢と同様、CDを買う機会は以前よりはだいぶ減っているんだけど、それでも一部のネットで聴けないミュージシャンや、昔の名盤とかベスト盤(!恥ずかしながら)を買ったりはするので、そこそこディスクは増えてくる。
このブログを始めてから、CDラックを作った記事を書くのは3回目なんだけど、1回目が2008年5月、2回目が2011年9月。2回目に作ったラックは幅が15cm大きかったとは言え、CD以外のものも置いているから、CD置き場としての容量はせいぜい10%増しなので、1回目と2回目のインターバルが2年半、2回目と今回が約6年というのは、確かにCDの増え方のペースは落ちているとは言える。
この実施前写真に写っているのは、一部本来はスタジオの大型ラックにしまうべき映像系のディスク--映像を真剣に観るときはスタジオの大画面TVでが多く、CDはブースで聴くことがほとんどだから、そういうルールにしている--も含んでいるので、整理すればもうちょっとマシにはなるはずなんだけども、明らかに既存のラックには収まり切らない状況にはなっている。
てことでこの週末は、久々に約100枚強のCDが収まる45cm幅3段のラックを作ることにした。設置場所は、これまでのラックを置いたブースデスク横のスペースではなく、その左側、家を建てた時に作った大型ラックのセンター位置の中段、上段にプリンタが置いてあり、下段は約800本のカセットテープのラックが積んである、以前はデジタルミキサーYAMAHA O1Vが置いてあった場所だ。
最初にこのブースに音楽制作環境を作った頃は、複数の音源ユニットと、それらの出音をMIXするデジタルミキサーを、MIDIパッチベイ経由でPCからコントロールしていたんだけど、このO1Vも、また音源ユニットたちも順次、故障してきてしまい、同時に音源のS/W化が進み、DTM・DAWソフトをCubaseに移行してからは、PC内で賄えるようになっちゃったので、これらの音源やミキサーは、2年前に全て取外して一気に廃棄した。
ミキサーがあると、その上の空間(上段の棚板よりは下の部分)は操作用に空けとかないといけないんだけど、これが無くなれば、ここは絶好のモノの保管場所になる。なので、この場所に置いてあったFostexのVR800というHDD録音機--こいつは買った時8万とか9万くらいして、壊れてはいないはずなんだけど、これも今やPCで完全に代替できるし、マルチトラックデジタルミキサーとのセットでないと使い道がないので。結局1,2回しか使わなかった。ああもったいない--を倉庫部屋行きにすれば、ここにCDラック置けるじゃん、ってことでね。
しかし今回は、この単純なCDラックを作るための資材を集めるのに、思いのほか苦労した。先月リニュアルオープンしたDIYショップDoitが、普通の雑貨類を充実させ、値段を下げたのはよいものの、DIYアイテム類の品揃えを大幅に削って、DIYショップとしてはかなり弱っちくなっちまったせいだ。
まず電話で問い合わせたら、上記の大型ラックを始め、ぼくがいつも利用していたラック組立用の金属柱や金属板のシリーズ、「マンテンファングル」--マンテンという会社が倒産したので、その後はキタジマと言う会社が「カラーアングル」という商品名で引き継いでいたのだけど--の取り扱いを辞めてしまったと言う。
てことでこれをキタジマのネットショップで手配し、横板にする木製の黒い集成材の化粧板をアングルの金属柱に固定するための、トラスタイプ--頭部分が薄いドーム型になってる--の木ネジも「モノタロウ」で手配し、この板自体はショップの工房で切断してもらう必要がある--自分でやると時間がかかるしまっすぐ切るのが難しいため--ので、電話を掛けた時にそういう板は置いてあるよね、と確認した上で、実際にDoitに買いに行ってみたら・・・
なんとその化粧板も、黒のものは一切置いておらず、白でもぼくの欲しい30cm×45cmのものは置いてなくて、取り寄せはできるんですけど・・・と言う。なんだよもう。全然使えねーじゃん。しょうがないので、もう1件のホームセンターに行き、そこにも売ってなかったため、別件で先に1度行っていた島忠の和光店にもう1回行く羽目に。
30cm×45cmの在庫はないことは1回目に行った時に確認していたので、仕方なく60cm×45cmの板を買い、もったいないけど半分余らせた状態で切断してもらう。「モノタロウ」で買った木ネジが、届いてみたら頭部分が小さくて使いにくかったので、島忠で探したら、Doitにはなかった黒のトラスタイプのを売っていたので、これも購入。
うーん、今後この手のものを作るときは、化粧板は事前に取り寄せするしかないのか。めんどくさいなぁ。切断までやってくれるネットショップってないもんかなぁ。探してみるか?まぁ無理だろうなぁ。てかネジも含めてDoitより島忠の方が使える状態になってるじゃん。ホームセンターじゃなくてDIYショップを名乗っているのにこの体たらく。やっぱドンキに買収されたのがよくなかったのかなぁ。反省しなさいよ、まったく。
てことで、集まった資材を先日買ったワイヤレス電動ドライバを使って組み立て、CDを整理していく。元はアーティストごと、発売年順に並べていたはずが、ここ何年かでめちゃめちゃになっていたので、これを機会にこの整理も併せてやったら、結構な時間がかかってしまった。こうしてみるとMISIAとかGospellersとか、買い続けているアーティストはもはやすごい枚数になってるなぁ。うん、なかなかの達成感だ。とりあえずはよかったよかった。
さて、この週末はこの他、来週レコーディングする予定の2曲の準備を行った。今週のレコーディングでは、初日には断念した2曲録音--「こんちゅう」と「いい意味で」--を何とかこなし、次はこないだ書いた、ブーランが大昔に作ったクリスマスソングと、ぼくが作った「だいじょぶデス」だ。
録音の時には、クリックトラックと、デモ音源がある場合はベースやその他のオケのデータを、事前にDAWツールPro Toolsに取り込んでもらって、これらをヘッドフォンモニタで聴きながら行う。クリックはもちろんそれに合わせてリズムがブレないようにするため、その他のオケは、録音演奏しながらどこやってるんだかわからなくならないようにするために使う。
マキゾエが作った曲はマキゾエが打ち込んでいるので彼が用意するのだけど、ぼくが作った曲は当然ぼくが用意しなきゃいけないし、ブーランの曲はもともと打ち込みデータなんてないので、ドラム譜を作るためにドラムだけを打ち込む作業を一番先にしていたぼくが、こっちはクリックトラックのみだけど、作るのが手っ取り早い。
「だいじょぶデス」は最近のライブでは毎回やってるのでまだしも、クリスマスソングの方は今回パターンやオカズをすべて更新したし、このレコーディングで37年ぶりに演るので、かなり練習して行かないと、レコーディング作業がスタックしてスタッフ全員に迷惑をかけてしまう。
なのでこのところ毎週練習していたが、その事前練習もこの週末が最後になる。だいぶ体が憶えて来たけども、オカズの中でどのシンバルを叩くかとか、そういう細かい部分が憶えきれない集中力不足で、何度も間違う。寄る年波に、困った脳ミソの劣化だ。
来週のレコーディングは月曜だから、あとは明日さらに体に叩き込んでおけば、忘れずにできると思うんだけどな。がんばろっと。
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