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ユーミンの昨年夏に行われたライブDVD、「SHANGRILAⅢ」が発売になったので、さっそく買ってきて観た。
この'99年以来今回で3回目になる「SHANGRILA」は、ぼくはすべての日本のライブパフォーマンスの中で、恐らく比肩すべくもない、最高に素晴らしいSHOWだと思う。まぁライブというより半分サーカスというかなんというか、ロシアの一流のプロダンサーやサーカス団とともにステージ上で繰り広げられる大パフォーマンスは、まさに"今まで観たこともない"、絶対に一度は観る価値あり!の一幕だ。
ぼくは前回2002年に行われた「SHANGRILAⅡ」を観に行った。話には聞いていたんだけど、ステージで歌うユーミンの周りをスケーターが滑り回 り、光るリングに乗ったダンサーが空中を舞い、特にアンコールでスモークの中からいきなり空中ブランコが2基、飛び出してきた場面では、ホントにハッとし て息をのむ、という経験をした。
今週、ちょいと仕事がらみで、iTunesとMORAという2大音楽サイトを、恥ずかしながら初めていじってみた。
で、思ったんだけど、前に「健康」のブログにも書いたけど、やっぱりおいらのようなオジサン音楽ファンには、曲単位で聴くなりダウンロードするなりっていうのが、どうにもこうにも馴染めない。
だってさ、アルバムってものは、それで1つのまとまった作品なわけでしょ。シングルの寄せ集めではないよね、本来。最近はどっちだかわかんないのも多いけど。「健康」だって、曲順とか、この曲を入れたらコンセプトがわかんなくなるとか、けっこうこだわってアルバム仕立てたもんね。
結局iTunesで試しに好きなミュージシャンのページを開いてみても、おっ、こんなアルバム出してたんだ、知らないぞ、とか、そう言えば前にレコード屋で見たなこれ、っていうアルバムを、ざっと試聴してみて、こりゃよさそうだぜ、っていうのを、Amazonで発注している。
まぁでも、MORAは、名前の意気込みの割に、日本の楽曲については多少ましとはいえ網羅性に欠けてイマイチなのに比べ、iTunesはさすがだね。こいつは試聴用サイトとしてはかなり重宝しそうだぞ。あとNetラジオはいいね。特にR&B/Soul系のチャンネルは、ずっとBGMで流していると気持ちいい。
というわけで今週発注した4枚のアルバムが今日届いた。Paul Simonが72年に出した事実上のソロデビュー作「Paul Simon」、Manhattan Transferの初期の名曲を集めたベスト、Chaka Khanが去年9月に出した、まるでRufus時代を彷彿とさせるような彼女のルーツを感じさせるアルバム「Funk This」、それからDiana Rossが一昨年出した、70年代前半にレコーディングしたJazz系の未発表ナンバー集「Blue」。
まだ全部は聴けてないけど、もうどれも、とにかくぼくの琴線にびんびん響いてくる音たちだ。
今回は久々の「お気に入りの音楽」シリーズで、Paul Simonについては前に書いたけど、まだChakaだのマントラだのDiana Rossだのっていう、ブラックミュージックの素晴らしいボーカリストたちや、最高にソフィスティケイトされた大人のコーラスなんかについては、触れられていないなぁ。また書きます。きっと。今回はちょっとそのサワリでございました。
やっぱこの辺がぼくの居場所だな。この音たちを聴けてる今が、至福の時でございます。
投稿情報: 23:59 カテゴリー: お気に入りの..., 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今日は1日、ルーターの設定変更をしたらなんだかトラブっちゃって、その対応に手間取って、あまり何もできない日だった。もう。ちきしょー。
昨日、ぼくにとって、あのテーマバックのすばらしい映像を観て、テーマ曲を聴いていると、あー、金曜日の深夜って、なんて幸せなんだろう、って思えるお気に入りの番組、「ぼくらの音楽」を例のごとく観ていたら...
ちなみに、ある人は「タモリ倶楽部」で"空耳アワー"を観ているとそう思うって言ってたけど、なんか長寿テレビ番組のいいとこだよね、こういうのって。時代との結びつきっていう形だった、こないだのCharaの「Junior Sweet」とは違うけど、毎週そう思わせるってのも、音楽が時間と密接な関係にある証拠だよね。
今週のゲストは一 青窈。彼女のことは、残念ながらやっぱりあまり好きじゃないんだけど--いや、いいのよ、演歌でいいんだ、ってチャレンジの姿勢も、別にね...だけど好きになれないんだな、ちょっと 品がなさ過ぎて--でも新曲の「つないで手」を聴いたら、いやこれはいい曲だ。なかなか。これはあの一番盛り上がる、「あなたより先に死ぬかも知れないか ら、今を生き抜けるようにがんばる」っていう、部分が、多くの女性の共感を得て、こりゃヒットしそうだね。
って思ってたら、CDTVではもうずいぶん順位が下がっていた。なんか結局不完全燃焼で終わったな。だってやっぱ、品がな いからねー、残念ながら。(なんて書いたら、先週に引き続きバックデートしてるのがバレバレじゃないか!)
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おとといビデオカメラを買ってきて、ほんとはもっといじるはずだったのに、上記トラブルであまりいじれなかった。でも図書館とかビデオ屋さんとか行った時に、テスト撮影をしてきたら、これがまぁ、さすがフルハイビジョン、っていう美しい映像なのですよ。今まで使っていたDVのカメラは、2001年に購入したものだから、もう6年以上経ってるんだけど、それとはもう隔世の感のある映像。ハイビジョンの世界は、この何年かで進歩したよねー。
まぁだから、今まで使ってたカメラも、まだ使えはするんだけど、ちょっとファインダーのところとかガタが来はじめたのを理由に、新しいカメラを購入してしまったんだな、贅沢にも。でも今はやりのHDとかDVD保存型は、どう考えても過渡期の製品で、やっと出たBlueLay対応ムービーもまだ重いし、HD DVDも事実上東芝一社にしちゃがんばってるんで、この規格争いは結構微妙かもなんて思い直しているこの時期、BlueLayへの投資はまだ早いので、過去との互換性も勘案して、DVテープにハイビジョン映像を記録するタイプにした。このDVテープってやつも、もう市場から消えていきそうな勢いだけどね。
だけどビ デオカメラの初期セットアップとかって、ずいぶん前からぼくにとって"めんどくさいこと"になってるよね。これってヤバいことだよね。年取った証拠だね。 めんどくさくてもやってやるってのが、仕事ではまだできるんだけど、プライベートくらいそんなの忘れさせてよ、って気持ちが出てきて、多分今だとあの10 年続けた家計簿なんてとてもつけられない。
と言うわけで、まだビデオカメラいじりもほとんどできてないんだけど、もっと楽しまなくちゃね、こういうの。いかんいかん。易きに流れることが心地よくなってるぞ。
例のように「Count Down TV」を観ていたら、「歴代9月の最も売れたアルバム」をやっていて、97年がCharaの"Junior Sweet"。音楽って時代というか時期というか、とにかく時間の記憶と密接に結びついてるじゃないですか。この曲聴くと、○○してたころのいろんな出来事や、その出来事の中にいた自分の感覚というか精神状態みたいなものを、思い出すんだよね、っていう曲ってあるじゃないですか。
"やさしい気持ち"とか"タイムマシーン"を始め、数々の名曲が入ったこのアルバムは、わりあい最近--とはいえもう10年前なんだね。年取ると10年なんてあっと言う間だなぁ--の名盤だけど、こいつを聴くと、今住んでるこの家を建てた頃の、内装とかいろんな打ち合わせや、カーテン選びにとか、防音室や家具のショールーム巡りのためにあっちこっち出かけた記憶が鮮明によみがえってくる。
そう言うとこに行ってた頃に、車のCDチェンジャーに入っていて、何度も繰り返し聴いてたからなんだけど、こないだかあちゃんにこのことを言ったら、彼女はこれらに全部同行していたくせに、別にこのアルバム聴いてその頃のこと思い出すってことはないそうで。
まぁその頃のことが、ぼくにとって社会人になった頃から言い続けてた、ちっぽけだけど1つの夢の実現だったから、かあちゃんとは思い入れが違ったんだろうね。
だけど97年って言うのは、--今日はJ-Pop寄りの話になってるけど、--あの安室ちゃんの"Can You Celebrate"が各賞を総なめにした年で、なぜかよく憶えてるんだけど、その総なめにした大晦日の夜中に年越し番組としてやってたSMAP出演の番組で、あの名曲"夜空ノムコウ"を初めて発表したんだよね。
歌謡曲には別に興味はなくて、SMAPもいい曲歌ってるんだけど、なんでいまだに1つのメロディーを全員で斉唱しちゃうの?っていうジャニーズ式歌謡曲っぽさが、情けなくもあり、それはそれですげー、って思う部分もあり...
でもこの曲の最後の方に出てくる、「あの頃の未来に、ぼくらは立っているのかな?」っていうフレーズは、ちょっと大げさに言うと、世紀末に出た、20世紀最大の歌詞の1つだと思うな。
恋 人関係としての、あの頃ぼくらがこうなっていくだろうと思っていた2人の関係と、今の現実を比べての郷愁に似た思いもさることながら、このフレーズって、--Docomoのコマーシャルにあったけど-- 手塚治虫が描いた、楕円形で描ける建物が建ち並ぶ世界に、チューブの中をリニアが走る21世紀の輝かしき未来図と比べた時に、実際に21世紀になってみ て、そんな劇的な変化なんて、結局してないじゃん、別に21世紀って、単なる時間の流れの上にある1つの記号で、2001年1月1日になったからって、あたりまえだけど急にがらって変わることなんて、そりゃ考えてみりゃあるわけないじゃん、っていう、そういうこれもまた一種の郷愁まで一気に思い起こさせる、すごい一言だよね。
作 詞したスガシカオ自身が「さんまのまんま」で言ってたけど、この曲はまずこのフレーズが浮かんで、こりゃすげー、って本人も思って、それ以外の部分はホン トにただの付け足しだったみたいなことらしくて、やっぱそうだよなー、これって、「あーあー 川の流れのようにー」とか、古いところでは「林檎の気持ちが よくわかる」とか、そういう20世紀の名フレーズの1つだよね、って思う。
そういえばタモリが、この"リンゴの唄"を昔、"戦後日本歌謡史"っていうパロディーアルバムの中で、「産後の毛虫は目でわかる~」ってパロって歌ってて、感動したことがあったな。このアルバムは、確か買って持ってるはず。どうでもいいけど。
いやいや、相変わらず散漫な日記でスイマセン。
投稿情報: 23:59 カテゴリー: お気に入りの..., 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
さて、久々の「お気に入りの音楽」シリーズですが、ぼくの音楽史を書くって言って、次はプログレだって宣言しときながら、どうもあまり書く気がしなくて、ついこのテーマから遠ざかってしまうので、もういきなり核心?のブラックミュージックに行こうと思います。
でも多分、ブラックミュージック、特にソウルとレゲエは、なんつーかぼくの第2のルーツというか、とにかく大学生の頃を中心に、本当にハマって聴きまくったジャンル--ジャンルなんて中途半端なもんじゃないな、なにしろソウル=「魂」だからね、彼らにとっての--なので、これだけで多分かなりの回数書けるはず。
だって所有する約800本のカセットテープのうち、恐らく約300本がブラックミュージック。大学生の頃隆盛を迎えたレンタルレコード屋に原付で通って、毎週2~3枚とか、大体そんなペースで、次から次へいろんなブラックミュージックを聴いていた。
なので今どこから書き出すか迷ってる。おととい久々に車の中で聴いて、やっぱすげーいいなぁ、って思ったLuther Vandrossからか?っていうのと、いやいやいきなりそんなDeepなとこからじゃなくて、やっぱなれそめからなんじゃん?ブラックミュージックとの、っていうのと。
でもなれそめって実はハッキリ憶えてないんだよね。Earthからだったんだよなぁ、多分。すごくヒットした"Fantasy"につられてこの「All'n'All」っていうアルバムを買って、一気にはまっていったのは。今でも全ての曲のイントロの中で、最もかっこいいイントロだと思う曲である"Jupiter"に出会えたのもこのアルバム。
このアルバムもさることながら、この後残念ながら少し商業化していったEarth Wind & Fireの中で、一番かっこいいのは、このアルバムの前の「Spirit」っていうアルバム。これを録音したテープの日付が'78年の3月になってるから、高校2年の終わり頃だね。"Getaway"がとにかくかっこいい。テーマ曲"Spilit"も名曲だねー。"Biyo"の疾走感もイイ。16Beat全盛の時代の先端を行っていたErathの中初期の、これぞ真骨頂だと思うんだけどね。
商業化していた時期に、多分一度だけ、来日した彼らのライブに行った記憶があるな。なんかベーシストが宙に浮いたりするシカケが売りの、でも演奏は本当に完璧で、ロイクすげー、って実感したのがこのライブだったな。いやすいません、「ロイク」なんて言って。でもこれ、蔑称じゃないんだけどな、ぼくにとっては。どっちかって言うと敬称に近いんだけど。彼らにはどうあがいても勝てないな、って思ったのがこのライブだったと思うので。
そして後期と言うのか、商業化したものの「Faces」のセールスがイマイチで少し人気に翳りが差し、それを挽回しようとしたんだけどあまり売れなかった「Raise!」というアルバムが、次にすばらしいと思いますね。"Let's Groove"が入ったヤツね。"You Are The Winner"のイントロもすっげーかっこいい。このアルバムは、なんかリズムがすごくタイトで、一般受けを捨てていて、低迷Earthが新境地を開いた感じがしたんだけどね。その後結局沈んでいったね、このバンドは。残念ながら。
だけどこのアルバムの音は、アナログ盤のくせにホントにヌケが異常によくて、すっげーびっくりした。PAのテストとかで使うのにいいと思うんだけどな。一時Steely Danの片割れDonald Fagenがソロデビューしたアルバム「The Nightfly」がそうだったように。実は使われたのかな結構。ぼくが知らないだけで。
と、既に大分長くなってますね。結局Earthの話になってしまった。ちょっと曲作りをこの夜中にやろうと思ってたのに、大分遅くなっちゃったな。掲示はバックデートでしちゃいますけどね。
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前回のお気に入りの音楽から、早くも約1ヶ月が過ぎてしまった。なんかほかに書くネタが結構あって、"ストックネタ"は出さなくても済んでたんだよね。でも今日も音楽歴を語るんではなく、いきなり元ちとせの話ってことで、また当面のストックは使ってないんですけど。
なんで元ちとせかって言うと、昨日の「僕らの音楽」で彼女が出てて、出産からの復帰直後、息をやたらと抜いてごまかしてるカンジがしてちょっと悲しかったのが、すっかり昔に戻っていた。よかったぁー。やっぱ100年に一度の歌手はそうであってくれないと。ってんで嬉しくて、彼女をテーマに書いてみようかと。
Tina-Ponの時に、日本で一番うまい女性歌手は、やっぱ吉田美和とMisiaだって書いたけど、うまいとかっていうんじゃなくて、すごいんだよね。彼女の歌は。天才でしょう、あれは。しかも"ボーカル"って言わずに"歌"って言いたくなるジャパニズムを持ってるところが、またいいんだよね。奄美大島の人なんだけど。
早くも今世紀最高の曲の一つだと思ってるのが、デビュー曲「ワダツミの木」ではなくて、2枚目のアルバム「ノマド・ソウル」(写真)に入っている、「いつか風になる日」。この曲は、歌のみごとさも、ものすごい情景を観せてくれる歌詞("澪標(みおつくし)"なんて日本語、よう使うよねー。しかも"黄泉へと誘う陽炎"だよ)のすごさも、楽曲のよさも、構成がかなり斬新で意表をつくところも、もうすっげーって思う。
この構成、西洋の楽曲では珍しいのでは?クラシックとかではあるのかなぁ。イントロ、AABCのあと、短い間奏ですぐAが来て、それから間奏があって、BCと来て、Cの変形が来て、そのままコーダにつながっていく。日本の伝統的な曲には、こんな構成もあるのかなぁ。西洋にしろ日本にしろ、古典音楽の知識はあんまりないもんで、よくわからないんだけど。
ていうかなにせ「放浪魂」だからねぇ。アジアの、ユーラシア大陸の薫りがするよね。シルクロード沿線の楽曲には、こういう構成があるのかなぁ。
しかしほんとにこの人の歌は、最初聴いた時ぶっとびましたよ。独特の、声の立ち上げの時に入る小節(しょうせつではなく"こぶし"ね)とか、声の質とか、もうこれはホントに、天が与えた才能としか言いようがないなと感じる、ここ最近では唯一の歌手だと思ってるんだけど。
だけど彼女はどんなボイストレーニングやるんだろう。どっちかっていうと、民謡みたいな、前にろうそくを置いて歌って揺らさないとか、そんなヤツやってたりするのかな。
でもああいう天才でもやっぱトレーニングしないと、あのすばらしい声と発声は維持できないんだね。天才も人だったってカンジ。
てことで、なんかとにかくいろんな意味で嬉しくて、予定外のこんな記事を書いてしまいました。
投稿情報: 23:59 カテゴリー: お気に入りの..., 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
さて、ウチには約800本のカセットテープがある。90年代になって、DATだのMDだのという新しい媒体が出て、さらにはCDコピーがカンタンにできるようになってきたけど、昔は音楽を保管しておくにはこれしか手がなかったので、それまではずっとカセットテープに録音をしていた。
で、ここが三つ子の魂と言うべきか、律儀なぼくは、子供の頃からカセットの背表紙に、通し番号を打ってたんだよね。最初は手書きで、そのうちワープロ打ちで、番号とタイトルが記されている。時系列で追いかけるには、これが参考になるってことなんだけど、栄えあるNo1のカセットは、DeepPurpleの「24Carat」というベストアルバム。今でも字はそんなにきれいに書けないけど、当時のすっごい金釘流で曲名が書いてあるのが、思えば貴重な記録だね。
そう、Doobieを聴いて理解ができなかったぼくは、次に、小学校以来の友人であるアブちゃんの影響を受けて、一気にハードロックの世界へ入り、DeepPurpleの全アルバムを、順番に聴いていった。最初に--つまりDoobieの「The Captain And Me」の次に--買ったアルバムは「Fire Ball」。実は正直、当時あまりピンと来なかったんだけど、背伸びして何枚も聴いていくウチに、だんだんはまっていったんだよね。
「Fire Ball」は有名な"Smoke On The Water"や"Highway Star"が入っていた「Machine Head」の1つ前のアルバム。つまりぼくは、彼らの第2期と言われる頃の黄金時代をリアルタイムで体験していたんだな。
その後高校に入ってドラムを始めて、最初にコピーしたのが忘れもしない、第3期の最初の大ヒット曲、"Burn"だったな。思えば無茶したもんだ。左利きのドラマー、Ian Paiceは、ドラムセットを完全に通常と左右逆にセッティングするんだけど、これがまたカッコよかったんだよね。その彼が、全編ソロみたいに叩きまくった"Burn"を、当時ホントに必死でコピーしたな。あれがぼくのバンド人生の始まりだった。
で、第2期って言うのは正当派ハードロックってカンジだったんだけど、その前の第1期の時代、彼らはもう少しひねくれた、多少プログレっぽい音楽をやっていた。その時期がぼくは割合好きで、特にその時のボーカル、Rod Evansが脱退後に作ったバンド、Captain Beyondの、「Captain Beyond」っていうアルバム、これはもう知る人ぞ知るカンジだけど、このアルバムがすっごいいいんだよね。
ハードロックなんだけど、全編組曲のような作りで、プログレっぽい面も持つ。ハードロックのアルバムでは、ぼくはいまだにこれが一番好きかも知れない。(ちなみにこのAmazonにあったジャケットは、当時ぼくが入手したものとは、絵は同じだけど色が違うな。もっとグレーでスッキリしていた。リメイクの時変えて出したんだね)
一方、既にハードロック狂になっていたアブちゃんは、Led Zeppelinに傾倒していた。ぼくも有名な"天国への階段"が入った「Ⅳ」をはじめ、何枚かのアルバムを借りて聴いたけど、個人的には正直ついていけなかったな。いやもちろん、"天国への階段"は、当時全てのギター小僧がコピーしたあのJimmy Pageのソロといい、本当に名曲だと思うけどね。
当時アブちゃんと一緒に、彼らの映画「永遠の詩」を見に行った記憶があるけど、John Bonhamは、手でドラムソロやったりして、すごいとは思ったけど、やっぱIan Paiceの方が当時のぼくにはピンと来た。今聴くと、例えば"移民の歌"なんて、すっごいノリだけどね。絶対コピーできない。天才度で言えばJohn Bonhamの方が上だったろうね。
でもこれ、中学の時の話のハズだから、ぼくは中学の時から、ドラムをやりたいって思ってたんだね。今にして思えば。
ぼくは割合メロディアスな楽曲が、今でもそうだけど好きだった。あとクラシックの影響を受けたような曲が好きで、だからDeep Purpleの第1期が好きだったんだと思うけど、ロックだとこの後、Mott The Hoopleが好きになり、またCamelなどのプログレ系に進んでいった。
でもこの頃PurpleとかZeppelinを聴いたのが、ぼくの音楽活動の原点なんだろうな。
さて、この後好きだったバンドは多様化していくので、カセットテープの番号見ても、聴いた順番を追いかけるのは不可能だ。って言うか、そうか、さっきウソ書いたけど、番号をつけ始めたのは、高校に入ってからだったな。その時、昔から持ってたカセットには大体こんなもんだろう、ってことで番号つけた記憶がある。なので中学の頃聴いた曲の順番は、実はわからないんだった。早くも挫折して、好きだったバンドやミュージシャンを順番に紹介していくことになりそうだな。
投稿情報: 22:37 カテゴリー: お気に入りの..., 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
いよいよ8月ですねぇ。夏本番ですねぇ。でもなんとぼくは、転職後3ヶ月の試用期間ってヤツで、休みが取れないんですよ。悲しい話だなぁ。でもまぁ、前にも書いたけど3月中旬から5月いっぱいまで、転職活動に名を借りたプータロー生活を満喫してたので、ま、しょうがないか、とも思うのですが。
でも意外に、いろんな事務手続きやら、まぁそりゃDVD観たりするのも含めてだけど、やることがあって、「あー、ヒマだーーー、何もすることねーやー」という状態にはほとんどならなくて、小市民のくせに仕事に行ってない状態に全然焦りはなかったんだけどね。もう1ヶ月くらいは休んでもよかったよなぁ、なんて思って。
だけどその間、音楽は、創る方は結局完成したのは1曲だけだったけど、聴く方はたくさん聴いたですよ。それも、これまで自分が好きだった音楽を思い出していくカンジで。カセットテープしか持ってないお気に入りは、AmazonでCDを何枚も発注したりしながら。コレは実は時間がないとなかなかできないことで、しかもとても気持ちいい体験だった。っていうのは、ああ、これもよかったよな、ああこれも、って追っていくと、自分がいかに音楽が好きだったかを再認識するんだよね。
そんなことで、これはマジメに音楽に取り組まないとな、と思って、「体を鍛える」に書いたような下半身鍛錬を始めたり、バンドの事前練習も、まぁもともとそんなに手は抜いてないつもりだったけど、レコーディングの時けっこうハマってメンバーやエンジニアのみんなに迷惑をかけたりした曲も、ライブに向けての練習ではかなりレベルを上げていったつもり。そんな心持ちになれたことが、長期休暇の最大の収穫の1つだったと思う。
あ、ちなみにエンジニアって言うのは、"健康"のボーカル&ギター担当の、高校時代からの友人ぶーらん君が副校長を勤める音響技術の専門学校の学生のことなんですけどね。そこのスタジオや設備を使い、学生を勉強になるからと口説いて手伝わせ、と、ぼくらのレコーディングはまったく金をかけずに進んできたのでした。マスタリングも、卒業生で今や韓国No1エンジニアのジョン・フン氏に趣味でやってね、って頼んだりね。
話を戻すと、そんな風に音楽を聴ける機会があったので、いまぼくの頭の中には「お気に入りの音楽」が山ほど渦巻いていて、多分ランダムに書いていくと、どういう脈絡なのかワケがわからなくなるだろう、と。なので、また気が変わるかも知れないけど、小学校高学年の頃から始まったぼくの音楽遍歴を、記憶にある限り追っていったりしてみようかと。
前の記事に書いたポールサイモンの「Still Crazy After All These Years」は、確かに一番よく聴いたアルバムなんだけど、ぼくが生まれて初めて買ったアルバムは、これが恥ずかしながら、なんと海援隊のデビューアルバム。あの「母に捧げるバラード」が入ってたヤツなんですが、まぁこれは置いとくとしましょう。次に、海外アーティストのアルバムとして初めて買ったのが、Simon&Garfunkelの名盤「Bookends」でした。
当時とは少し音楽の聴き方が違ってきてるとは思うけど、でも「America」みたいなわりあいわかりやすいメロディアスな曲だけではなくて、「Overs」とか「Bookends Theme」みたいな渋い曲も好きだったなぁ。今聴いてもこのアルバムはホントに名曲しか入ってないと思うけど、このアルバムが好きだった当時の自分を、ほめてやりたいと思ってしまう。やっぱりぼくの音楽のルーツは、BeatlesでもCreamでもなく、ポールサイモンだったんだよね。
そして次に買ったのが、これがなんで買ったのかよく思い出せないんだけど、Doobie Brothersの、これも名盤、「The Captain And Me」だった。超有名な名曲、「Long Train Runnin'」をはじめとして、「Chaina Groove」とか「Southcity Midnight Lady」とか、いい曲がいっぱい入ってたんだけど、
実はまたまた恥ずかしながら当時のぼくはこのアルバムがまったく理解できなくて、最後は兄貴にあげてしまったので、現在家には存在しない。当時レコードって安売りなんてしてなかったし、輸入盤なんて手に入らない時代で、忘れもしない道玄坂のヤマハで、小学生にはとんでもない大枚をはたいて買ったのにね。Doobieはぼくのルーツとは言えないけど、高校から大学に行く頃になってやっと、このアルバムのすばらしさがわかったんだったよな、多分。
ってまたずいぶん長くなってきたから、続きはいずれ。こんな調子であと約30年以上も、音楽遍歴をたどっていけるのだろうか?何回かかるの?う~む...
投稿情報: 01:57 カテゴリー: お気に入りの..., 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
恥ずかしながら私、純愛もののラブストーリーが大好きなんですよ。しかもこれでもかって言う泣けるヤツ。んで昨日、批判はいろいろあるようですが、ぼく的には素直にかなりキタ映画「いま、会いにゆきます」の原作を書かれた市川拓司さんの、もう1つの原作の恋愛映画、「ただ、君を愛してる」を観ました。
これがねぇ、いいのよまた。泣けるほどの大感動ってコトじゃないんだけど、何がいいって、やっぱ宮崎あおいだな。彼女は「NANA」の一作目の時もそうだったけど、助演なのに独特の雰囲気を持っていて、それが映画全体のイメージに大きな影響を、花を添えてる。
とにかくかわいい。かわいくてせつない。「好きな人が好きな人を、好きになりたかっただけ」なんてセリフ、すごくない?明るくさらっと言うんだよ、これを。彼女でないと言えないよね。
最後に死んじゃうのはまぁ仕方ないとしても、キスした日から失踪して、でもちゃんと人生をまっとうして、いい女になって、だけど死ぬ前にも会わずにそのままなんて、悲しすぎるよなー。あれは後々辛いよね。立ち直って別の恋を見つけられるんだろうか。ハッピーエンドでもいいのにね。
大学のある郊外の車通りの激しい道のそばに、あんな深くてきれいな森と湖があるって設定も、これはもう完全にファンタジーなんだけど、あの森がまたいいんだよね。映像がとにかく美しくて、なんか素敵な絵を観てるような映画でした。
さて、今日はめきぞえの新曲、まじめなバラードの「またね」の練習。1コーラス目のサビまで休みなので、楽譜も1ページで収まって、大したことないとなめてかかったら、自分で作ったパターンとは言え、普段あまりやらないようなのを組み込んじゃったために、そのわずか6小節のために、2時間半ほどの特訓をするハメになった。
普段あまりやらないパターンって、体も憶えないし、頭は歳取ってからの悪い癖で気が散って他のこと考えちゃって憶えられないし、2回連続してちゃんとできたら終わりね、って思ってから、結局30回くらいやることになっちゃった。
まぁそんな努力したって、金曜日のレコーディングでは、少しくらい間違えても他のメンバーの誰も気づかないのにね。無駄な努力?いやそんなことはない。孤高の道だろうと、おいらは進むのさ。自己満足でもいいの。達成感は壁を越えてこそ。見てなさい。
投稿情報: 21:35 カテゴリー: お気に入りの..., 映画 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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